「マイティ・ソー」の版間の差分

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== キャラクター経歴 ==
ソーは、[[アスガルド|アスガード]]の神々の王[[オーディン]]とミッドガルド(人間界)の女神ジョオド([[ヨルズ]])の間に生まれた。オーディンに引き取られ、世継ぎになるべく育てられた彼はアスガード最強の戦士と呼ばれるまでに成長した。しかし、その強大さゆえに傲慢なまでに増長していたソーは事あるごとに横柄な態度をとるようになってしまった。それを見かねたオーディンは、自分の息子が[[謙遜]]を覚える必要があると悟り、ソーの記憶を消し、右足に障害のある人間ドナルド・ブレイクへと転生させた<ref>Revealed in flashback in ''Thor'' Annual #11 (1983年1月)</ref>。医者となったブレイクは、子供の頃から何故か北欧神話に心引かれ魅了されてきた。そして、休暇を使用した[[ノルウェー]]旅行を楽しむブレイクは、その旅先で地球へ侵攻してきた[[土星]]人の先遣隊に遭遇する<ref>正確には土星を拠点としていた異星人だった。40年以上後にハルク関連のストーリーにこの時の生き残りのコーグというキャラクターが登場</ref>。洞窟に逃げ込んだブレイクであったが、入り口を塞がれ閉じ込められてしまう。そこに転がっていた杖ほどの長さの木切れを使って脱出を試みたが、非力なブレイクの力ではどうしようもなく途方に暮れる。そして、苛立って自暴自棄になり木切れを投げ捨てたその瞬間、奇跡が起こる。木切れは魔法のハンマー「ムジョルニア」([[Mjolnir|ミョルニル]]の本作での邦訳)に変貌し、それと共にかつての姿と記憶を取り戻してソーとなったブレイクは、その力を使って土星人達を一蹴する<ref>''Journey Into Mystery'' #83 (1962年8月)</ref>。
 
その後帰国したブレイクは、看護婦の[[ジェーン・フォスター]]と共に医師として病気の人々を救いつつ、ムジョルニアを使ってソーとなり侵略者から人々を守る二重生活を送ることとなった。地球のソーの存在はすぐに、彼の義弟で宿敵のロキに知られ<ref>''Journey Into Mystery'' #85 (1962年10月)</ref>、彼はソーを倒すために幾度となく現実世界を訪れる<ref>''Journey Into Mystery'' #88 (1963年1月); #91-92 (1963年4月 - 5月)</ref>。またロキはアブソービングマン<ref>''Journey Into Mystery'' #114 (1965年3月)</ref>、レッカー<ref>''Thor'' #148 (1968年1月)</ref>、デストロイヤー<ref>''Journey Into Mystery'' #118 (1965年7月)</ref>を送り込んだ。さらにロキは[[ハルク (マーベル・コミック)|ハルク]]をけしかけてソーを倒すことを謀り、これが[[アベンジャーズ (マーベル・コミック)|アベンジャーズ]]結成の理由となる<ref>''Avengers'' #1 (1963年9月)</ref>。