削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
13行目:
[[大坂]]、[[長崎]]など重要な[[都市]]や、[[佐渡金山]]などの[[鉱山]]、[[湯の花]]から[[明礬]]を生産していた[[明礬温泉]]も天領とされた。'''[[佐渡国|佐渡]]'''、'''[[甲斐国|甲斐]]'''、'''[[飛騨国|飛騨]]'''、'''[[隠岐国|隠岐]]'''は一国まるごと天領となった。
 
[[画像:Takayama_jinya.jpg|thumb|right|200px|高山陣屋表門]]
幕府直轄の各領地には[[代官処]]がつくられ、[[郡代]]や[[代官]]・[[遠国奉行]]が支配した。また[[預地]]として近隣の[[大名]]に支配を委託したものもあった。観光地として有名な[[岐阜県]][[高山市]]の[[高山陣屋]]は、[[江戸幕府]]が飛騨国を直轄領として管理するために設置した代官所・郡代役所である。
 
[[1799年]]([[寛政]]11年)には東[[蝦夷地]](北海道太平洋岸および千島)が、[[1807年]]([[文化 (元号)|文化]]4年)には[[和人地]]および西蝦夷地(北海道日本海岸や樺太(後に北蝦夷地として分立)およびオホーツク海岸)が天領とされたが、[[1821年]]([[文政]]4年)には[[松前藩]]領に復した。[[1855年]]([[安政]]2年)になると、和人地の一部と蝦夷地全土が[[松前藩]]領から再び天領とされているが、[[1859年]](安政6年)の6藩分領以降に東北諸藩の領地となった地域もあった。