「政令指定都市」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
818行目:
== 指定都市を目指している地域 ==
=== 構想段階の地域 ===
{{更新|section=1|date=2017年6月}}
市町村の合併によって、現在以下の地域が指定都市移行を目指している。しかし、[[日本の市町村の廃置分合|市町村合併]]協議の難航などにより、実現の見通しが立っていない都市が多い。また、実現可能性の高い中核市移行へ切り替え、将来的な目標として指定都市への意向を視野に入れるとしている市も増えている。なお、指定都市への移行を見据えた合併構想が持ち上がっている地域の多くは、都市圏(都市雇用圏など)を基礎としているが、必ずしも既存の広域行政圏とは一致しない。
 
; [[水戸市]]など([[茨城県]])
: 水戸市は、[[水戸都市圏]]の市町村との合併による「[[水戸市50万人都市構想|50万都市構想]]」を持っている。指定都市はさらに将来の展望。
; [[宇都宮市]]など([[栃木県]])
: 宇都宮市長は、2006年(平成18年)第1回定例会(第1日目2月28日市議会)での市政運営の基本方針演説において、「政令指定都市も視野に入れ、[[河内町 (栃木県)|河内町]]との合併協議に向けて具体的に意見交換を行ってまいります」と述べた。
: なお、河内町および[[上河内町]]とは[[2007年]](平成19年)[[3月31日]]に合併し、人口は50万人を超えた。[[宇都宮都市圏]]の人口は約110万人。
; [[高崎市]]や[[前橋市]]など([[群馬県]])
: 高崎市や前橋市や周辺の市町村と合併する構想(群馬県央都市構想)。高崎市と前橋市のみで人口は約71万人となり実質的な指定要件を満たす。さらに[[伊勢崎市]]・[[藤岡市]]・[[玉村町]]の周辺3市町を加えると、人口は100万人を超え、約101万人となる。
; [[埼玉県]]内<ref>[http://www.pref.saitama.lg.jp/site/gappei/ 埼玉県の市町村合併](埼玉県)</ref>
: 埼玉県庁による市町村合併推進構想の枠組み<ref>[http://www.pref.saitama.lg.jp/uploaded/attachment/1700.pdf 構想対象市町村の組合わせ](埼玉県)</ref>に、指定都市移行を想定した枠組みが見られる。県庁の構想による[[草加市]]・[[越谷市]]・[[八潮市]]・[[三郷市]]・[[吉川市]]・[[松伏町]]・[[春日部市]]の枠組みは人口約114万人(実際、越谷市以外と結びつきの希薄な春日部市を除いても90万人を超える)、[[川口市]]・[[蕨市]]・[[戸田市]]・[[鳩ヶ谷市]]([[2011年]][[10月11日]]、川口市に編入)の枠組みは人口約78万人、[[所沢市]]・[[飯能市]]・[[狭山市]]・[[入間市]]・[[日高市]]の枠組みは人口約78万人、[[新座市]]・[[朝霞市]]・[[志木市]]・[[和光市]]・[[三芳町]]・[[富士見市]]・[[ふじみ野市]]の枠組みは人口約71万人となっている([[東京都]][[清瀬市]]を入れ約79万人を目指す計画あり)。
835 ⟶ 828行目:
; [[金沢市]]([[石川県]])
: 平成の大合併と前後して、経済界を中心に合併による指定都市移行を提唱する動きがあった<ref>「石川県 県都政令市推進経済人会議」(現在「[http://www.kousou-ishikawa.com/ 構想いしかわ経済人会議]」)など</ref>。しかし、金沢市との合併の筆頭候補に挙げられていた野々市町は単独市制を施行し[[野々市市]]となったほか、周辺市町の同意が得られない状況にある。なお、金沢市と同じ[[市外局番]]076の地域(金沢市の他、[[かほく市]]、[[白山市]]、野々市市、[[内灘町]]、[[津幡町]]、[[川北町]])の合計人口は約72万人。また、[[金沢都市圏]]と一体性のある[[小松市|小松都市圏]](金沢都市圏の項参照)を合わせた人口は約87万人となる(この枠組みでは、石川県の人口約117万人の4分の3)。
; [[東三河]]地域([[愛知県]])
: 愛知県[[豊橋市]]、[[豊川市]]、[[田原市]]などで構成される愛知県東三河地域の合併構想。地域人口は70万を超える。[[2002年]]、地域の企業が会員になっている東三河懇話会にて、公の場で初めて東海3県で2番目の政令指定都市を目指し、「東三河政令市構想」が提唱された<ref>[http://www.tonichi.net/news.php?mode=view&id=2974&categoryid=1 東三河懇話会が政令市構想提唱へ(2002年6月6日付 東日新聞)]</ref>。その後、東三河政令市実現を公約とする[[佐原光一]]<!--敬称は付けない-->が豊橋市長に就任したものの、慎重姿勢を示している<ref> 「東三河政令市」移行に慎重姿勢 豊橋市長(2010年3月9日付 読売新聞)</ref>。その後2011年には合併への動きは衰え、新城市長・穂積亮次が自身のブログで今の状況では合併・政令市構想への議論を進めるのではなく別の方法で地域主権を行うべきとし<ref>[http://tomako.dosugoi.net/e130055.html 山の舟歌・第2章(新城市長ブログ)2011年01月08日付]</ref>、東三河懇話会の2011年の新春懇談会でも、東三河市合併構想は全く触れられていない<ref>[http://www.tonichi.net/news.php?mode=view&categoryid=1&id=34653 合併消え、身近なテーマで(2011年1月8日付 東日新聞)]</ref>。
; [[岐阜市]]<ref name="gifu" />([[岐阜県]])
: [[岐阜都市圏]](各務原市、羽島市などを含む)の人口は80万人を超えているが、岐阜市で産業廃棄物の不法投棄が発見されたために合併協議が難航し、結局岐阜市と合併したのは柳津町の1町のみであった。
; [[北勢]]地域([[三重県]])
: [[四日市市]]を中心とする三重県北勢地方の人口は80万人を超えている。指定都市構想は将来の展望。
; [[東大阪市]]([[大阪府]])
: 八尾市や柏原市などとの市町村合併の構想があり、指定都市への移行計画にまでは至っていないが将来の展望である。
; [[姫路市]]([[兵庫県]])
: [[2006年]](平成18年)[[3月27日]]に[[家島町]]、[[夢前町]]、[[香寺町]]、[[安富町]]を編入合併、合併後の人口は53万人となった。同市では、指定都市の法定の人口要件である50万人を適用しての指定都市移行を国に要望するとともに、今後も周辺自治体との協議を進める方針を打ち出した。[[姫路都市圏]]の人口は約74万人。[[2011年]](平成23年)4月には、[[石見利勝]]・姫路市長が「政令市を目指す」との公約を掲げて3選を果たし、当選直後に[[加古川市]]に対し合併を働きかける意向を表明した<ref name=himeji1>[http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110426ddlk28010410000c.html 『石見・姫路市長:加古川市と合併を 「政令市を目指す」--会見で意向』毎日新聞兵庫版 2011年4月26日付]</ref>。同市と合併した場合、人口約80万人になる。一方、[[たつの市]]と[[相生市]]にも半年前に合併を打診したことを明らかにした<ref name=himeji2>[http://mainichi.jp/area/hyogo/archive/news/2011/05/03/20110503ddlk28010442000c.html 『石見・姫路市長:政令市実現へ合併打診 たつのと相生市長に』毎日新聞兵庫版 2011年5月3日付]</ref>。両市と合併した場合は人口が約64万8000人にとどまるため、加古川市とたつの・相生両市との「二本立て」で合併を模索していく姿勢を示した<ref name=himeji1>[http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110426ddlk28010410000c.html 『石見・姫路市長:加古川市と合併を 「政令市を目指す」--会見で意向』毎日新聞兵庫版 2011年4月26日付]</ref>。また、今後[[太子町 (兵庫県)|太子町]]にも合併を打診するほか、[[高砂市]]も合併相手として想定していることを明らかにした<ref name=himeji2>[http://mainichi.jp/area/hyogo/archive/news/2011/05/03/20110503ddlk28010442000c.html 『石見・姫路市長:政令市実現へ合併打診 たつのと相生市長に』毎日新聞兵庫版 2011年5月3日付]</ref>。