「宇宙刑事シリーズ」の版間の差分

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{{出典の明記|date=2012年11月12日 (月) 11:09 (UTC)}}
'''宇宙刑事シリーズ'''(うちゅうけいじシリーズ)は、[[東映]]制作の[[特撮]][[テレビドラマ]]『[[宇宙刑事ギャバン]]』、『[[宇宙刑事シャリバン]]』、『[[宇宙刑事シャイダー]]』の三作品の総称である別名'''宇宙刑事三部作'''とも言わ称さている。

後に続く[[メタルヒーローシリーズ]]の基礎を作ったシリーズである
 
== 概要 ==
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[[スーパー戦隊シリーズ]]の立ち上げに携わったスタッフの手により新たなシリーズが作られた。それが本シリーズである。
 
「生身のアクション、捨て身のスタント」、「[[繊維強化プラスチック|FRP]]に[[めっき|メッキ]]を施したコンバットスーツ」、「レーザーブレード」、「異次元空間でのバトル」、「スーツが転送され一瞬で変身、ナレーションによる変身プロセスの説明」など当時斬新で画期的なものであった。以降の特撮作品に多大な影響を残した。東映特撮作品のなかでは[[仮面ライダーシリーズ]]スーパー戦隊シリーズに次ぐ人気シリーズとされる。放送時間は全作とも、毎週金曜19:30‐20:時30分-20時00分の枠放送された。
 
=== 特徴 ===
「宇宙刑事」の特徴としては、光る目をもったゴーグル調のマスク、前述のメッキを施した胸の電光板が特徴的なコンバットスーツ、変身時にアイテムを使用せず変身コードを叫ぶことにより瞬時に装着するといった所の他要素以外にも、当時としては異例の多彩なメカの登場、女性のパートナー、パトロール時に必ず[[スズキ・ジムニー|ジムニー]]に乗っているという点があげられる。
 
映像面では[[東通ecgシステム]]のビデオ合成の手法を用いたことにより多彩で斬新な映像作りに成功している。この手法は901990年代初期までの東映特撮作品に使用されることとなる。
 
「宇宙刑事」という語は、1996年にバンダイにより商標として登録(商標登録番号第3202665号)されている。このことにより「ライダー」「戦隊」と同様にブランド名としても確立している。
 
なお、続編ではないがスタッフやフォーマットが共通する『[[巨獣特捜ジャスピオン]]』『[[時空戦士スピルバン]]』も、宇宙刑事シリーズに準ずる作品とされることがある。
 
=== キャスティング ===
『ギャバン』『シャリバン』では主役に、『シャイダー』ではヒロインに、それぞれ[[スタントマン]][[芸能事務所]]JAC」(ジャパンアクションクラブ〈現:[[ジャパンアクションエンタープライズ|JAC]]〉)所属の俳優を起用しており、本格的なアクションが展開された。『ジャスピオン』『スピルバン』でも主役にJAC出身の俳優が起用されている。
 
== テレビシリーズ、スペシャル番組 ==
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: [[1985年]](昭和60年)[[3月8日]][[テレビ朝日]]系にて放送。
: ※現在ではシャイダーの第49話としてカウントされている。
: 1983-1985年(昭和58-60年)[[テレビ朝日]] 
: 関東地区は夕方17時半でギャバン、シャリバンは度々再放送されていた。シャイダーとジャスピオンは早朝の5時45分〜6時15分。以降のメタルシリーズの再放送は無し。
: 夕方の東映特撮の再放送枠が85年前半で終了。続いて「西部警察」再々放送から1時間枠になる。
 
== 放映ネット局 ==
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== 劇場版・Vシネマ作品 ==
TVテレビシリーズ3作品終了時点で劇場版作品はシャイダーのみであったが、宇宙刑事シリーズ30周年記念作品として海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバンが2012年1月21日に公開されたことでギャバンの劇場版への登場が実現し、同年10月20日に公開された宇宙刑事ギャバン  THE MOVIEにおいて、「シャリバンも劇場版への登場は実現したが、シャリバン単独での劇場版作品は、現時点では作られていない。
 
2014年には『ギャバン THE MOVIE』に登場した二代目シャリバン・二代目シャイダーを主人公にした[[Vシネマ]]2作品がリリース発売された<!--http://www.uchukeiji.com/-->
 
;{{big| 劇場版作品}}
: ※ゲスト出演作品も含む。
:; 宇宙刑事シャイダー
:: [[1984年]](昭和59年)[[7月14日]]公開。
:; 宇宙刑事シャイダー 追跡!しぎしぎ誘拐団
:: [[1984年]](昭和59年)[[12月22日]]公開。
:; [[海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE]]
:: [[2012年]](平成24年)[[1月21日]]公開。
:; [[宇宙刑事ギャバン THE MOVIE]]
:: [[2012年]](平成24年)[[10月20日]]公開。
:; [[仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z]]
:: [[2013年]](平成25年)[[4月27日]]公開。
;{{big| Vシネマ作品}}
 
:; [[宇宙刑事 NEXT GENERATION#『宇宙刑事シャリバン NEXT GENERATION』|宇宙刑事シャリバン NEXT GENERATION]]
;{{big|Vシネマ作品}}
:: [[2014年]](平成26年)[[10月10日]]発売。
; [[宇宙刑事 NEXT GENERATION#『宇宙刑事シャリバン NEXT GENERATION』|宇宙刑事シャリバン NEXT GENERATION]]
:; [[宇宙刑事 NEXT GENERATION#『宇宙刑事シャイダー NEXT GENERATION』|宇宙刑事シャイダー NEXT GENERATION]]
: [[2014年]](平成26年)[[10月10日]]発売。
:: 2014年(平成26年)[[11月7日]]発売。
; [[宇宙刑事 NEXT GENERATION#『宇宙刑事シャイダー NEXT GENERATION』|宇宙刑事シャイダー NEXT GENERATION]]
:; [[スペース・スクワッド#『スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー』|スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー]]
: 2014年(平成26年)[[11月7日]]発売。
:: 2017年初夏公開。『[[特捜戦隊デカレンジャー]]』とのクロスオーバー作品。
; [[スペース・スクワッド#『スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー』|スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー]]
:; [[スペース・スクワッド#『ガールズ・イン・トラブル スペース・スクワッド エピソードゼロ』|ガールズ・イン・トラブル スペース・スクワッド エピソードゼロ]]
: 2017年初夏公開。『[[特捜戦隊デカレンジャー]]』とのクロスオーバー作品。
:: 2017年初夏公開。『特捜戦隊デカレンジャー』とのクロスオーバー作品。
; [[スペース・スクワッド#『ガールズ・イン・トラブル スペース・スクワッド エピソードゼロ』|ガールズ・イン・トラブル スペース・スクワッド エピソードゼロ]]
: 2017年初夏公開。『特捜戦隊デカレンジャー』とのクロスオーバー作品。
 
== 再商品化 ==
CDは復活!栄光の東映ヒーローVol.1をはじめとしてBGM集などが発売されており、2002年12月に生誕20周年記念として'''「ギャバン」'''2006年10月には'''「シャリバン」'''、'''「』『シャイダー」'''のオリジナルサウンドトラックがリリースされBGMの完全収録が実現している。3作品は番組放送時に発売されたBGM集が2004年に再発売されている。なお、『シャイダー終了後に発売された宇宙刑事グラフィティ 総集編は、同作品のオリジナルサウンドトラックにて収録しているが、現時点での単独の発売はない。
 
DVDは各項目記述のとおり、2002年10月 - 2003年4月にテレビシリーズ全作リリースされている。各第1巻の初回生産分には特典として全巻収納ボックスが付属していた。また、2007年12月には全作品の[[レンタルビデオ|DVDレンタル]]が開始されている。なお、3作品のDVDについてはAパートとBパートが一致していない。DVDのチャプターメニューは、基本的にLDのチャプターをそのまま使用しているため、主題歌と予告以外、変身シーンや重要な展開といったものになっている。AパートとBパートが一致していないのは『[[爆竜戦隊アバレンジャー]]』や昭和の[[仮面ライダーシリーズ]]なども同様。
 
2009年1月16日に『宇宙刑事 1stエピソードDVD 蒸着!赤射!焼結!』というDVDが、[[ローソン]]にて先行限定発売された。この商品は3作品の第1話を収録するほか[[ペイ・パー・ビュー|PPV]]方式による厳選された傑作選全13話を収録。なお、こちらのDVDでは従来のDVD通り、AパートとBパートでチャプターが分けられている。そのほか、『シャイダー』のDVD(全5巻)に収録されずDVD化の機会がなかった同作の劇場版2作は、同年12月発売の『東映特撮ヒーロー THE MOVIE BOX』のDVDに初収録された
その他、宇宙刑事シャイダーのDVD(全5巻)に収録されずDVD化の機会がなかったシャイダーの劇場版2作は、同年12月に発売の「東映特撮ヒーロー THE MOVIE BOX」のDVDに初収録された。
 
現在でも人気が高い3作品だが、近年には[[装着変身]]などのハイターゲット向けのフィギュアと関連グッズ、[[スーパー戦隊シリーズ|戦隊]]・[[仮面ライダーシリーズ|仮面ライダー]]・[[メタルヒーローシリーズ|メタルヒーロー]]と競演するカードゲーム[[レンジャーズストライク]][[スーパーヒーロー戦線 スクランブルデュエル]](1999年 - 2000年発売)が発売されているほか、ゲーム『[[スーパーヒーロー作戦]]』などにも登場している。2006年5月25日には、宇宙刑事シリーズのゲーム化となる作品『[[宇宙刑事魂]]』も発売された(2006年5月25日)
 
== 雑誌連載 ==
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* [[たのしい幼稚園 (雑誌)|たのしい幼稚園]]
* [[テレビランド]]
* [[冒険王 (漫画雑誌)|冒険王]] → [[TVアニメマガジン]](ギャバンシャリバンのみ)
* [[てれびくん]](シャリバンのみ)
* [[小学館の学習雑誌]](シャリバンのみ)
 
== コミカライズ ==
括弧内は幼年向け雑誌における連載漫画の作画担当
 
* [[秋田書店]][[冒険王 (漫画雑誌)|冒険王]][[TVアニメマガジン]]
** 宇宙刑事ギャバン([[石川森彦]])
** 宇宙刑事シャリバン(石川森彦)
* [[徳間書店]][[テレビランド]]
 
* [[徳間書店]]「[[テレビランド]]」
** 宇宙刑事ギャバン([[渡辺みちお]])
** 宇宙刑事シャリバン(渡辺みちお)
** 宇宙刑事シャイダー(渡辺みちお)
* [[講談社]][[テレビマガジン]]
 
* [[講談社]]「[[テレビマガジン]]」
** 宇宙刑事ギャバン([[のなかみのる]])
**:* 2000年に[[大都社]]から単行本化された際、大幅に加筆修正された。加筆部分では、『シャイダー』で初めて明かされた設定に言及している個所がある。
** 宇宙刑事シャイダー(のなかみのる)
 
  なおシャリバンの連載はなし。
 
== シリーズ共通の用語 ==
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: 少なくとも地球における1万2千年前から恒星間航行技術を有しており、5000年前の戦乱期を終えてからは「平和と知性の惑星」として繁栄してきたことが、シャイダーなどによって語られている。
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}
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** [[スズキ・ジムニー|ジムニー]](歴代主演3名の専用車輌)
* [[マツダ ]](車輌協力)
** [[マツダ・RX-7|サバンナ・RX-7]](シャイダーでのアニーの専用車輌)
* [[串田アキラ]](シリーズ3作の主題歌をすべて担当)
* [[渡辺宙明]](シリーズ3作の劇伴音楽をすべて担当)
* [[上原正三]](シリーズ3作のメインライター、シャイダーでは全脚本を執筆)
* [[コスモポリス ギャリバン]](宇宙刑事シリーズをオマージュして制作された[[アーケードゲーム|アーケード]]および[[ファミリーコンピュータ]]ゲーム)
* [[学園特捜ヒカルオン]](宇宙刑事シリーズをオマージュして制作された[[OVA]])