「こんごう (護衛艦)」の版間の差分

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'''こんごう'''([[ローマ字]]:'''JS Kongō, DDG-173''')は、[[海上自衛隊]]の[[護衛艦]]([[イージス艦]])。[[こんごう型護衛艦]]の1番艦。艦名は[[金剛山 (金剛山地)|金剛山]]に因み、[[大日本帝国海軍|旧海軍]]の[[金剛型コルベット]]「[[金剛 (コルベット)|金剛]]」、[[金剛型戦艦]]「[[金剛 (戦艦)|金剛]]」に続き日本の艦艇としては3代目。日本初のイージス・システム搭載艦である。艦名候補として当初は「ゆきかぜ」などが検討されていた
 
== 艦歴 ==
[[File:US Navy 100723-N-3283P-153 JS Kongo (DDG 173) and JS Suzunami (DDG 114) are illuminated by friendship lights during a port visit to Sendai, Japan.jpg|thumb|200px|right|ライトアップされる'''こんごう'''と'''[[すずなみ (護衛艦)|すずなみ]]'''(2010年7月23日、[[仙台港]])]]
「こんごう」は、[[中期防衛力整備計画 (1986)|中期防衛力整備計画]]に基づく昭和63年度計画7200トン型護衛艦2313号艦<ref>[http://www.dsimil.com/library/jmdf.kantei.htm DSI 現有艦艇一覧]</ref>として、[[三菱重工業長崎造船所]]焼島工場で[[1990年]][[5月8日]]に起工され、[[1991年]][[8月26日]]に進水、[[1992年]][[5月26日]]に公試開始、[[1993年]][[3月25日]]に就役し、[[第2護衛隊群]]第62護衛隊に編入され[[佐世保基地 (海上自衛隊)|佐世保]]に配備された。建造費は1223億円
 
同型艦中、本艦のみ就役時ORQ-1ヘリコプター・データ・リンク装置が未装備であったが後日装備している。また、リンク16のアンテナも就役後装備した。
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[[1993年]][[11月26日]]から[[1994年]][[2月21日]]の間、イージスシステムの装備認定試験(SQT)のため[[ハワイ]]に派遣。
 
[[環太平洋合同演習#1994年|1994年]][[5月31日]]、護衛艦「[[くらま (護衛艦)|くらま]]」等と共に[[環太平洋合同演習]] (RIMPAC) に参加するため[[横須賀基地 (海上自衛隊)|横須賀基地]]を出港した。[[6月23日]]から[[7月6日]]まで、実施された演習に参加した。
 
2000年5月15日、リムパック2000に参加するため、本艦を旗艦として護衛艦「くらま」、「[[しまかぜ (護衛艦)|しまかぜ]]」、「[[むらさめ (護衛艦・2代)|むらさめ]]」、「[[はるさめ (護衛艦・2代)|はるさめ]]」、「[[ゆうだち (護衛艦・2代)|ゆうだち]]」、「[[きりさめ (護衛艦)|きりさめ]]」、「[[あさぎり (護衛艦)|あさぎり]]」、補給艦「[[はまな (補給艦)|はまな]]」、潜水艦「[[なつしお (潜水艦・2代)|なつしお]]」、[[P-3C]]哨戒機8機からなる第4航空隊を率いて横須賀基地を出港した。5月26日に[[真珠湾]]に寄港し5月30日から7月6日までハワイ周辺海域で演習に参加した。その最中、6月5日午前9時30分に米空軍[[F-16 (戦闘機)|F-16戦闘機]]と地上から発射された3発の模擬ミサイルをSM2対空ミサイルで迎撃に成功した。7月13日から21日に[[サンディエゴ海軍基地|サンディエゴ]]に寄港。7月30日から8月3日まで再び真珠湾に戻った。8月16日に横須賀基地に帰投した。
 
[[2003年]][[4月10日]]、[[テロ対策特別措置法]]に基づき、護衛艦「[[ありあけ (護衛艦・2代)|ありあけ]]」、[[補給艦]]「[[はまな (補給艦)|はまな]]」と共にインド洋に派遣、同年[[7月]]まで任務に従事し、[[8月22日]]に帰国した。
 
[[2004年]][[5月17日]]、テロ対策特別措置法に基づき、護衛艦「ありあけ」と共にインド洋に派遣、同年[[8月]]まで任務に従事し、[[9月19日]]に帰国した。
 
[[2006年]]11月、三菱重工業長崎造船所に定期検査とMD(弾道ミサイル防衛)特別改造としてスタンダードSM3 block1A発射能力付与工事を実施するため、長期入渠する。[[2007年]]3月にMD改造工事は完了し、同年8月に定期検査を完了する。同年10月15日にMDシステム試験の目的でハワイ近海に進出し、11月6日に米海軍[[タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦]]「[[レイク・エリー (ミサイル巡洋艦)|レイク・エリー]]」の迎撃試験時に標的2発の追尾に成功。11月15日には弾道ミサイル標的追尾訓練で分離標的の追尾に成功。12月18日、[[カウアイ島]]沖でスタンダードSM3、[[SAM]](艦対空ミサイル)により、[[太平洋ミサイル試射場]]から発射された模擬弾道弾を高度160㎞の[[熱圏]]での撃墜にアメリカ以外では最初に成功する(JFTM1迎撃演習)。
 
[[2008年]][[3月26日]]、護衛隊改編により[[第1護衛隊群]]第5護衛隊に編入された。