「岡田武史」の版間の差分

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岡田は今大会における目標を「ベスト4入り」と表明していたが、親善試合で結果が出せなかったことから、その目標は「非現実的」だとして国内外のマスコミに酷評され続けた<ref>{{cite news |title=屈辱 岡田監督 英紙に酷評された ベスト4目標は「間抜け」 |newspaper=スポーツニッポン |date=2010-06-07 |url=http://www.sponichi.co.jp/soccer/flash/KFullFlash20100607003.html |accessdate=2011-02-13|archiveurl=http://web.archive.org/20100608150628/www.sponichi.co.jp/soccer/flash/KFullFlash20100607003.html|archivedate=2010-06-08}}</ref>ほか、グループリーグの対戦相手発表を受けて、[[セルジオ越後]]や[[釜本邦茂]]、[[杉山茂樹 (スポーツライター)|杉山茂樹]]などのサッカー評論家が1勝もせぬままのグループステージ敗退を予想するなど<ref>{{Cite web|author=杉山茂樹|date=2010-06-10|url=http://voiceplus-php.jp/archive/detail.jsp?id=315|title=W杯日本代表は正々堂々と全敗せよ|publisher=Voice|accessdate=2011-02-13|archiveurl=https://archive.is/sj3F|archivedate=2012-07-23}}</ref>、サポーターやマスコミに渦巻く不信感と低評価の中ワールドカップ本戦に臨んだ。
 
しかし、格上と見られていた[[サッカーカメルーン代表|カメルーン代表]]と[[6月14日]]に行われた初戦では、前半に入れた1点を守り抜き、1-0で勝利した<ref>{{Cite web|author=元川悦子|date=2010-06-15|url=http://www.jsports.co.jp/press/column/article/N2010061511492302.html|title=【日本代表】岡田監督の真骨頂。「守り倒すサッカー」でカメルーンに勝利|publisher=JSPORTS|accessdate=2011-02-13}}</ref>。なおこの勝利は、ワールドカップの国外開催大会での初勝利であった<ref>{{cite news |title=開き直りこそ真骨頂 “火事場のばか力”持つ岡田監督 |newspaper=産経新聞 |date=2010-06-15 |url=http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/sports/soccer/403753/ |accessdate=2011-02-13}}</ref>。その後[[6月19日]]に行われた[[サッカーオランダ代表|オランダ代表]]との第2戦は0-1で負けたものの、[[6月24日]]に行われた[[サッカーデンマーク代表|デンマーク代表]]との第3戦では、前半に2点を入れた後も終始リードを保ったまま3-1で勝利を収め<ref>[http://www.telegraph.co.uk/sport/football/world-cup-2010/news/7849325/Denmark-1-Japan-3-match-report.html Denmark 1 Japan 3: match report] Daily Telegraph(2010年6月24日)</ref>グループリーグを2勝1敗の勝ち点6とし、国外開催大会で初めてのワールドカップノックアウ決勝ステナメント進出を果たした<ref>{{cite news |title=岡田監督、驚かせた!堂々の2位通過 |newspaper=デイリースポーツ |date=2010-06-25 |url=http://www.daily.co.jp/soccer/2010/06/25/0003130363.shtml |accessdate=2011-02-13}}</ref>。
 
このサポーターやマスコミの多くが予想していなかった快進撃に、国内外のマスコミはこれまでの批判的な姿勢を一転し、岡田の采配を絶賛する論調ばかりとなっただけでなく<ref>[http://archiviostorico.gazzetta.it/2010/giugno/25/Super_Honda_Giappone_promosso_ga_10_100625009.shtml Super Honda Il Giappone è promosso]Gazetta dello Sport(2010年6月25日)</ref><ref>[http://southafrica2010.yahoo.co.jp/news/ndetail/20100625-00000059-jij_van-socc 道開いた大胆な決断=岡田ジャパン快進撃] 時事通信(2010年6月25日)</ref>、グループステージでみせた日本代表の堅い守りを、[[サッカーイタリア代表|イタリア代表]]の「[[カテナチオ]]」をもじって「オカナチオ」と呼ぶ記事すら現れた<ref>{{cite news |title=伊「オカナチオ」絶賛 |newspaper=サンケイスポーツ |date=2010-06-25 |url=http://www.sanspo.com/soccer/news/100625/scc1006251209023-n1.htm |accessdate=2011-02-13}}</ref>。大会前の4連敗も、あえて格上と戦ったことがノックアウ決勝ステナメント進出という結果として現れたと評価を一転させた。さらに[[インターネット]]掲示板や[[ツイッター]]上を中心に、かつて岡田に対する非難や不信感を表明していた者からの「謝罪」の表明が相次ぐ事態となり<ref>{{cite news |title=南アW杯:岡田監督ごめんなさい…ネットは批判一転、謝罪 |newspaper=毎日新聞 |date=2010-06-25 |url=http://mainichi.jp/enta/sports/soccer/10fwc/archive/news/2010/06/20100626k0000m040043000c.html |accessdate=2011-02-13}}</ref><ref>{{cite news |title=「岡ちゃんごめん」「総懺悔」ツイッターに書き込み殺到 |newspaper=朝日新聞 |date=2010-06-26 |url=http://www.asahi.com/worldcup/japan/TKY201006250568.html |accessdate=2011-02-13}}</ref>、「岡ちゃん、ごめんね」という言葉は[[2010年]]の[[新語・流行語大賞]]にもノミネートされた。
 
日本サッカー界史上初のベスト8進出をかけた[[サッカーパラグアイ代表|パラグアイ代表]]とのノックアウ決勝ステナメント1回戦は、90分では決着がつかず0-0のまま延長戦に突入した。しかし延長戦でも決着がつかず、日本代表史上初めてワールドカップでのPK戦に突入したものの結果的に3-5で敗北<ref>FIFAの規約上ではノックアウ決勝ステナメント延長戦(PK含む)による勝敗は引き分け扱い。</ref>した。しかし、日本代表としての様々な記録を残したチームを作り上げた手腕に対し、開幕前との評価とは一転して「名将」、「感謝」と称賛する評価が相次いだ<ref>{{cite news |title=評価一変「岡ちゃんありがとう」 名将に拍手 |newspaper=産経新聞 |date=2010-06-30 |url=http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/sports/soccer/409875/ |accessdate=2011-02-13}}</ref>。日本代表監督としての契約が同大会を最後に切れる<ref>[http://www.jfa.or.jp/archive/jfa/organisation/report/2007/riji_kyogi/pdf071211/kyogi071211.pdf 平成19年度 第8回理事会 協議事項] - 日本サッカー協会・2007年12月11日</ref>ことになっていたが、試合後の会見で改めて今大会を最後に退任する意向を表明した<ref name="sponichi0630" /><ref>{{cite news |title=南アW杯:岡田監督が退任の意向表明 |newspaper=毎日新聞 |date=2010-06-30 |url=http://mainichi.jp/enta/sports/soccer/10fwc/archive/news/2010/06/20100630k0000m050133000c.html |accessdate=2011-02-13}}</ref>。また、一部ネットニュースでは人望の厚さや人脈の豊富さから「将来の[[日本サッカー協会]]会長へ」という声も出た<ref>{{cite news |title=本人“農家に”も…岡田監督、将来の会長候補に浮上 |newspaper=スポーツニッポン |date=2010-06-25 |url=http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2010/06/25/08.html |accessdate=2011-02-13}}</ref>。
 
=== JFA理事へ ===