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'''沖縄民政府'''(おきなわみんせいふ、'''Okinawa Civilian Administration''')は、[[琉球列島米国軍政府|アメリカ軍政]]下の沖縄諸島における[[行政]]機構。[[1946年]]4月に設立された。[[1950年]]に設置された[[琉球列島米国民政府]](通称、米国民政府、USCAR)は、まったく別の組織であり、注意を要する。
==概要==
実態は「民政」(CivilCivilian Administration)とは名ばかりであり、[[ニミッツ布告]]に基づき確立された'''[[琉球列島米国軍政府]]'''(以下「軍政府」)の絶対的権力の下にあった。先行する軍政府の[[諮問]]機関、[[沖縄諮詢会]]を継承する形で設立された。その役割は軍政府の命令を住民に伝え、正しく履行されるよう促進することであった。
行政のトップには'''沖縄民政府知事'''が置かれ、沖縄諮詢会委員長の[[志喜屋孝信]]が任命された。(知事といっても[[公選]]でないことは留意すべきである。)
知事の諮問機関として「'''沖縄議会'''(後に'''沖縄民政議会'''に改称)」が設置された。議員は軍政府の任命により、これも公選ではなかった。