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'''北木島'''(きたぎしま)は[[岡山県]][[笠岡市]]に属する[[笠岡諸島]]の島。[[笠岡港]]から南に約15kmの地点にある。
== 地勢 ==
* 面積:7.
* 人口
* 高齢化率:68.1%<ref name=岡山県庁離島/>
日本国内では小さい島の部類に入るが、どちらも笠岡諸島の中では最大である。島の北側に金風呂(かなふろ)と豊浦、東側に大浦の港があり、港の周辺には集落が形成されている。
島の岩盤は[[中生代]][[白亜紀]]の[[花崗岩]]<ref>{{Harvtxt|元気ユニオンin北木
=== 丁場湖 ===
北木島では、地表近い花崗岩は水分の影響を受け岩石中の[[鉄|鉄分]]が[[酸化]]して赤みがかった[[恵那錆石#錆石|錆石]]となっている。錆石の下には酸化されていない新鮮な花崗岩が地下深くまで続いている<ref>
==歴史==
海の見える小高い丘の上に[[古墳]]が3箇所現存しているので、古墳時代から人が住んでいたと思われる。[[享徳]]2年[[1453年]]に書かれた、真鍋氏系図(南東にある[[真鍋島]]に由来する豪族の系図)には「柴ノ島」とあるが、戦国末期と推定される書状には「北木」と書かれており、真鍋氏の一族が住んでいた<ref>
===石材の島としての北木島===
北木島を含む瀬戸内海の島々は良質の[[花崗岩]]を産出している。[[江戸幕府]]が[[豊臣氏]]を滅ぼした後に建造した、[[大阪城]]の[[石垣]]の巨石も[[小豆島]]などから切り出した花崗岩が使われている。この大阪城の建造に際し北木島からも石垣に用いられる石材を搬出したとされる<ref>
その後、安価な輸入石材におされて石材の産出量は減少し、2015年現在は帳場は2箇所に減っている。
島の北木中学校に「北木石記念室」が設置されており、花崗岩の石材の見本や、かつての丁場(石切り場)で使用された機械・道具類が収蔵・展示されている。そのうち[[明治時代|明治]]から[[昭和時代|昭和]]後期まで使われた道具類が平成26年に[[登録有形民俗文化財]]に登録された
== 産業 ==
島では北木石とよばれる極めて良質の[[花崗岩]]が産出し、その石を利用し[[大坂城]]や[[福山城]]の石垣や[[明治神宮#参拝|明治神宮神宮橋]]、[[靖国神社]]の[[北木石#活躍している北木石|大鳥居]]などが造営されたほどの名石である。現在でも採石と漁業が主な産業である。
== 文化 ==
* 流し雛 - [[旧暦]][[3月3日]]に大浦の海岸で、[[雛人形|紙雛]]を乗せた小舟を海に流す[[伝統行事]]。笠岡市指定重要無形民俗文化財<ref>[https://www.city.kasaoka.okayama.jp/soshiki/28/b-nagasi.html 北木島の流し雛] - 笠岡市生涯学習課</ref>。
== 島内を走る県道 ==
* [[岡山県道295号北木島線]]
(ただし、本路線は北木島の北~東岸に沿って通っている路線であるために、島内一周道路にはなっていない。)
== ギャラリー ==
<Gallery>
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File:Kitagishima Quarry lakes 06 1.jpg|丁場湖({{Location dec|34.396640|133.537784}})。
</Gallery>
== アクセス ==
・笠岡港〜金風呂港または、豊浦港
* 笠岡住吉港から大浦港 最速36分 大人 1,410円 各島経由(楠港) 55分 大人 790円 三洋汽船
* フェリー笠岡伏越港 約50分 大人520円(子供260円)[[瀬戸内クルージング]]金風呂丸、有限会社大福丸、有限会社えびすフェリー(廃業)
== 出身の人物 ==
* 大悟(お笑い芸人、[[千鳥_(お笑いコンビ)|千鳥]])
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* [[白石島]]
* [[真鍋島]]
==出典==
{{Reflist}}
==参考文献==
*
*
== 外部リンク ==
{{commonscat|Kitagishima}}
* <del>[http://www.city.kasaoka.okayama.jp/soshiki/21/kitagisima.html 北木島] - 笠岡市</del>
* [http://www.kitagi.com 北木島情報サイト]
* [http://www.pref.okayama.jp/
{{笠岡諸島}}
{{Japan-geo-stub}}
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