「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」の版間の差分

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'''シンス・ユー・ビーン・ゴーン'''''- Since You Been Gone ''は[[1976年]]に{{仮リンク|ラス・バラード|en|Russ Ballard}}(元[[アージェント (バンド)|アージェント]])のアルバム『Winning』に収録された楽曲。歌詞は自分の元を去った恋人を思い続ける気持ちが歌われている。失恋ソングであるが歌詞は非常に前向きなものである。
 
最も有名なヴァージョンは、[[1979年]]の[[レインボー (バンド)|レインボー]]によるカヴァーである。5枚目のアルバム『[[ダウン・トゥ・アース (レインボーのアルバム)|ダウン・トゥ・アース]]』収録時には「これはロックではない」と主張する[[コージー・パウエル]]と「どうしても収録する、収録しないならお前をクビにする」言う[[リッチー・ブラックモア]]との間で確執が起きたが(コージーパウエルブラチークモアの張り合いで、殴り合いの喧嘩にまで発展したという逸話がある)、[[グラハム・ボネット]]のうなるようなヴォーカルと、幾度もキーチェンジされるコーラスが象徴的なこの曲は、[[パブロック]]的であった。しかしポップ路線に変更したこの曲は、1979年にアルバムからの第1弾シングルとしてリリースされ、英国でトップ10入りした。結局はレインボーの代表曲のひとつとなり、さまざまなアーティストがレインボーのヴァージョンをコピーしている。ちなみに、この曲はアメリカ市場を意識してリリースされた曲であるが、アメリカよりもイギリスでヒットしている。レインボーはこの後もポップ路線を進み、再びラス・バラードの曲「アイ・サレンダー(I surrender)」を取り上げている。
 
ヴォーカルを担当したグラハム・ボネットにとっては持ち歌になった。後に所属した[[アルカトラス]]のライヴ・アルバム『[[ライヴ・センテンス]]』や、[[インペリテリ]]のスタジオ・アルバム『[[スタンド・イン・ライン]]』でも、この曲を歌っており、[[2000年]]にはゲスト出演した[[ANTHEM]]の日本ツアーでもアンコールに歌っている。
 
また、[[クイーン (バンド)|クイーン]]の[[ブライアン・メイ]]はレインボーがカヴァーしたヴァージョンを非常に気に入っており、さまざまなインタビューで「どんな曲が歌いたいか?」という質問に対し、この曲が気に入っていることを答えており、[[1993年]]のソロツアーでは女性コーラスを従えて演奏された。ブラアンはヴォーカルとリードギターを担当。ドラムはレインボー時代にこの曲に難色を示したコージー・パウエルが担当している。また、ブラアンはこの曲のタイトルを 『'''Since You Been Gone'''』から 『'''Since You've Been Gone'''』に変更し(英文法としては'Since You've Been Gone'が正しい使い方)、'Since You've Been Gone'のリピートがある終盤は、レインボーのヴァージョンとはキーを変えて歌われた。この模様は1994年にリリースされた『[[:en:Live at the Brixton Academy (Brian May album)|Live at Brixton Academy]]』に収録されている。コージー・パウエルの事故死後もブライアン・メイのソロツアーでは、コージー・パウエルに捧ぐ曲ということでセットアップされている。
 
== この曲をカヴァーしたアーティスト ==