「ブローニングM2重機関銃」の版間の差分

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[[第二次世界大戦]]時、[[弾帯|給弾ベルト]]の長さが9ヤード(およそ8m)あった事から、それを全部撃ち尽くすという意味で「9ヤードをお見舞いしろ!」という表現が生まれた。
 
[[歩兵]]の場合、3名のチームで運用するため[[:En:Crew-served weapon|CSW]](Crew Served Weapon)の一種である。画像にある三脚は対地攻撃用のM3三脚架(現在は[[M205三脚]]へ代替中)で、銃自体とは別の装備品である(本来は(実際には不可能だが)他の機関銃同様、ハンドルの保持だけで撃つもの)。[[M60パットン]]・[[M1エイブラムス]]などの戦車や[[M113装甲兵員輸送車|M113]]・[[M109 155mm自走榴弾砲|M109]]といった[[装甲戦闘車両]]では主に[[指揮官|車長]]用[[武装]]として[[キューポラ]]に、ソフトスキン車輌では[[キャビン]]上にマウントリングを追加して自由に旋回させられるようにして装備している。さらに、近年はM2を搭載した遠隔操作銃座([[RWS]])が複数種開発され、[[ストライカー装甲車|ストライカーICV]]などの車輌に搭載されている。
 
M2は、第二次世界大戦中に使われたアメリカ軍航空機の代表的な武装でもあった。しかし、高いGのかかる[[ドッグファイト|空中戦]]では、翼内の[[弾薬]]の長いベルトリンクがねじれ、装弾不良が頻発、装備法に改良が加えられたが、完全とはいえなかった。このため、航空機には1機当たり多数を搭載することで、ねじれの発生で[[火力 (軍事)|火力]]を失う事態を避ける工夫が成された。しかし、[[口径]]20mm以上の[[機関砲]]に火力で劣るため、現在では[[M61 バルカン|M61]]などの[[航空機関砲]]に取って代わられ<ref>第二次世界大戦後では、[[ジェットエンジン]]の発達によって軍用航空機の高速化が進んだ結果、無誘導の銃弾や砲弾を命中させること自体が困難となり、「一発当たりの火力の大きさと、速射性のバランスがとれた対空火器」として機関砲が着目され、重機関銃は弾薬の威力不足、高射砲は速射性の悪さからいずれも力不足と見なされた。</ref>、アメリカ軍の固定翼機でこの銃を搭載する機種は運用されていないが、[[アメリカ海兵隊]]では[[UH-1N ツインヒューイ|UH-1N]]、[[V-107|CH-46E]]、[[CH-53E (航空機)|CH-53E]]などの[[ヘリコプター]]に[[ドアガン]]としてキャビン内から乗員が対地射撃をする際に使用している。また、[[アメリカ海軍]]の一部艦艇にも最終防衛ラインの一翼を担う[[兵器]]として装備されている他、[[アメリカ沿岸警備隊]]も使用している。