「ピラミッド」の版間の差分

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基本的には上部に神殿を持つため、四角錐ではなく上面が平らになっていて、神殿の土台としての性格が強い。単数ないし複数の辺から神殿に到る[[階段]]が存在するのが基本である。[[マヤ文明]]のものを例に挙げると、[[パレンケ]]の「碑銘の神殿」、[[チチェン=イッツア]]の「カスティーヨ」、[[ティカル]]1号神殿などは9段の基壇を持ち、9層の[[冥界]]を表すと言われているが、全ての神殿の基壇数がそのような意味を持っているわけではない。新しいピラミッド神殿は、古いそれの上に礫・土を積み上げて石材で表面を覆い隠す形で建造されるのが常であり、発掘すると多層構造が明らかになる場合がある。2016年11月にはチチェン=イッツアで、2層のピラミッドの下に3層目のピラミッドが発見されたと報じられた<ref>http://www.cnn.co.jp/fringe/35092427.html 「ピラミッド内部に別のピラミッド、メキシコの遺跡で発見」 CNN 2016.11.18 2017年2月15日閲覧</ref><ref>http://www.afpbb.com/articles/-/3108311 「マヤ文明の「入れ子ピラミッド」、内部に第3のピラミッドを発見」AFPBB 2016年11月17日 2017年2月15日閲覧</ref>。また、エジプトのピラミッドと異なり、内部の空洞はあまりない。
 
{{要出典範囲|date=2017-08|title=Antiquityの当該号に記事を発見できず。なおマヤの建造物は遺跡ごとに識別番号がつくので15号だけでは何を指すのか不明。|マヤ文明の建造物15号と呼ばれているピラミッドでは、第1層の床を切って開けたところ、女王の墓が見つかったと「Antiquity」誌、2011年9月号で発表された。}}マヤ文明において、女王が支配していたという事例は珍しい。理由は不明だが、遺体は頭部に容器で被せられており、同地域であるグアテマラにあるティカル遺跡でも同様の事例が見つかっている。上の層は1300年前に作られた墓になっており、2層目は約2000年ほど前に作られたことがわかっている。
 
建築様式は[[古典期]]以降、[[テオティワカン]]独特の水平垂直壁のタブレロとそれをのせた斜面壁のタルーが組み合わされた[[タルー・タブレロ]]様式の基壇を採用した神殿ピラミッドが各地に築かれた。