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「'''民間伝承'''」という語もよく用いられ、流布しているが、「民間」という語は、日本においては長らく官界に対するものとして用いられることが多いので、本来は''folk''の訳語としては必ずしも適切ではない。
 
[[サクソン語]]形の[[複合語]]である'''[[フォークロア]]'''(''folk-lore'' )の語は、[[イギリス]]の古代学者[[ウィリアム・ジョン・トムス]](''[[:en:William John Thoms|William John Thoms]]'')が[[1846年]]に雑誌「アシニーアム」のなかで民間古事(庶民につたわるしきたりや習わし、行事)と民間文芸(庶民に伝わる口承文学、言い伝え)などの両者を[[フォークロア]]の語のもとに包括しようと提議したことに始まるとされ、そののち[[欧米]]各国も採用するところとなったが、[[ドイツ]]のみは当初から'''フォルクスクンデ'''(''[[:de:Volkskunde|Volkskunde]]'')の語を用いてきた。がおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
 
[[フランス]]や[[イタリア]]では''tradition populaire''という語もあるが、フォークロアそのままを用いることが多い。'''トラディシオン'''''tradition'' という語はフランスでは政治的な意味合いで受け取られることが多く、研究というよりは政治的・心情的な態度をあらわすので使用を避ける傾向がある<ref>『民俗学辞典』(1951)</ref>。日本においても、民俗学におけるトラディシオンを「伝承」と訳して「'''[[伝統]]'''」とはあまり訳さないのも同じ理由によっている。「伝統」と呼称した場合、中立的な観点が阻害されることがしばしばありうるからである。
 
しかし今日、その一方で「[[民間療法]]」、「民間信仰」、「民間芸能」・「伝統芸能」・「民俗芸能」、「伝統行事」・「民俗行事」などの用語と混用する傾向も顕著である。