2017年5月16日 (火) 07:03時点における版編集 X-enon147 (会話 \| 投稿記録) 拡張承認された利用者 26,142 回編集 m pKa ← 古い編集		2017年8月15日 (火) 06:57時点における版編集取り消し Neo chemistry (会話 \| 投稿記録) 拡張承認された利用者 1,124 回編集酸化数タグ: モバイル編集モバイルウェブ編集新しい編集 →
1行目: '''有機セレン化合物'''（ゆうきセレンかごうぶつ）は[[炭素]]と[[セレン]] (Se) の[[化学結合]]を含む化合物である。それらの性質や反応性は'''有機セレン化学'''で取り扱われる<ref name="krief" /><ref name="patai" /><ref name="paulmier" />。セレンは[[酸素]] (O) や[[硫黄]] (S) と同じく[[第16族元素]]であり、それらの化学的性質は類似するところもある。セレンは +-2 から −6+6 までの[[酸化数]]をとることができる。[[周期表]]の列を下るにつれて[[結合エネルギー]]は弱くなり（C−Se結合は234 kJ/mol、C−S結合は272 kJ/mol）、結合は長くなる（C−Se結合は198 pm、C−S結合は181 pm、C−O結合は141 pm）。セレンの化合物は硫黄類縁体よりも[[求核性]]が高く、より[[酸性]]である。YH<sub>2</sub>型の化合物の[[酸解離定数\|{{pKa}}]]は Y = O の場合16、Y = S の場合7、Y = Se の場合3.8である。[[スルホキシド]]と比べ、対応するセレノキシドはβプロトンがあると不安定になり、この性質はセレンを使った有機化学反応、特にセレノキシド酸化やセレノキシド脱離に利用される。最初に単離された有機セレン化合物は1836年のジエチルセレニドである<ref name="pogg" />。

「有機セレン化合物」の版間の差分