「NBC交響楽団」の版間の差分

1937年11月2日には早くもオーケストラの初コンサートが「ドレス・リハーサル」と銘打って放送されている。この時トスカニーニはまだ米国に戻っておらず、指揮はロジンスキであった。曲目は[[カール・マリア・フォン・ウェーバー|ウェーバー]]『[[オベロン (オペラ)|オベロン]]』序曲、そして[[リヒャルト・シュトラウス]]『[[英雄の生涯]]』である。
 
もっとも、ロジンスキによるこの訓練期間は問題も多かった。彼は楽団員との不必要とも思える衝突を繰り返したのである。ロジンスキはこの時45歳、もともと不安定で怒りっぽい性格であり、また大指揮者トスカニーニが戻ってくるまでの短い期間にオーケストラを全米屈指の水準にまで仕上げなければならない、という義務観が彼をさらに不安にしたと考えられている。結局親会社NBCは、トスカニーニのデビュー日までをすべてロジンスキの指揮で演奏、放送するという当初計画を変更、急遽[[ピエール・モントゥー]]にいくつかのコンサートを任せている。ちなみに、ロジンスキはスラヴ系オーストリア人、モントゥーはトスカニーニと世代の近いフランス人であり、同団は多様な三人のもとで初期の形を整えることができた
 
=== RCA、NBC、トスカニーニ ===
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