「ジアシルグリセロール」の版間の差分

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== 生化学シグナル ==
[[ファイル:PIP2 cleavage to IP3 and DAG.jpg|thumb|400px|PIP2のIP3およびDAGへの切断は細胞内カルシウムの放出とPKC活性化を引き起こす。]]
1,2-[[sn-|''sn''-]]ジアシルグリセロールは、[[イノシトールトリスリン酸]]({{chem|IP|3}})とともに[[ホスホリパーゼ]]Cによるシグナルの[[セカンドメッセンジャー]]として働く。{{chem|IP|3}}が[[原形質]]中に拡散してしまうのに対して、ジアシルグリセロールは[[疎水性]]のために[[細胞膜]]上に留まることができる。また{{chem|IP|3}}は[[滑面小胞体]]から[[カルシウムイオン]]をリリースするのに対して、ジアシルグリセロールは膜上で[[プロテインキナーゼ#プロテインキナーゼC|プロテインキナーゼC]]を活性化させる。典型プロテインキナーゼCアイソザイムは、{{chem|IP|3}}によって濃度が上昇する原形質中のカルシウムイオンによっても活性化を受ける。[[12-O-テトラデカノイルホルボール 13-アセタート|12-''O''-テトラデカノイルホルボール 13-アセタート]] (TPA) などの[[ホルボール]]エステル]]は1,2-''sn''-ジアシルグリセロールのミミックとして働き、同様の作用を示す。
 
== その他の生化学的機能 ==