「機動戦士ガンダム MSV-R 宇宙世紀英雄伝説 虹霓のシン・マツナガ」の版間の差分

[[ザビ家#ドズル・ザビ|ドズル・ザビ]]の特攻と[[ソロモン (ガンダムシリーズ)|ソロモン]]の陥落と[[ザビ家#ドズル・ザビ|ドズル・ザビ]]の特攻のあと、ドズル親衛隊員[[機動戦士ガンダムの登場人物 ジオン公国軍 (た行-わ行)#マイヤー|マイヤー]]と[[#オルガ・タルヴィティエ|オルガ]]は、ドズルの妻[[ザビ家#ゼナ・ザビ|ゼナ]]と娘[[ザビ家#ミネバ・ラオ・ザビ|ミネバ]]を月の[[宇宙世紀の施設と地名#グラナダ|グラナダ]]に落ち延びさせようとする。しかし、その行く手には連邦軍ジャバウォック隊が待ち伏せる。攻撃の手がついにゼナたちの乗る[[グワジン]]におよぼうとするとき、一機の[[リック・ドム]]が来援し、連邦軍を撃退する。そのリック・ドムを駆る男こそ、｢白狼」と呼ばれ恐れられたエースパイロット、シン・マツナガである。

シンはジオンの名門マツナガ家の嫡男として生まれるが、敬愛し慕う幼馴染のドズルのために志願兵として従軍する。[[ザクII#初期量産型ザクII|ザクII C型]]に搭乗し、一年戦争緒戦の[[一年戦争#一週間戦争|一週間戦争]]と[[一年戦争#ルウム戦役|ルウム戦役]]で戦果を挙げ、瞬く間に昇進と共にしてゆく。ルウム戦役ではMSで出撃したドズル直属の部隊護衛を務めるが、帰投後ドズルはシンに編入さ「虹霓の白狼になれ」と叱咤激励する。

ルウム戦役の直後、シンはサイド5のコロニー内で唯一生き残っていた少女オーレリアを救い、彼女の後見人となる。[[サイド (ガンダムシリーズ)#サイド3（ムンゾ）|サイド3]]で暮らし始めたオーレリアは連邦軍の工作員に誘拐されてしまい、シンはオーレリアの安全と引き換えに連邦軍の[[レビル|レビル]]将軍が囚われている場所の情報を漏洩してしまう。シンは間一髪のところを[[ランバ・ラル]]大尉に助けられ、そのままランバ・ラルの部隊とともに、軍の基地を占拠した[[機動戦士ガンダムの登場人物 ジオン公国軍 (あ行-さ行)#ジオン・ズム・ダイクン|ダイクン]]派叛乱分子を鎮圧する戦いに参加する。叛乱分子の鎮圧には成功するが、叛乱そのものが陽動であったため、レビル将軍は連邦に奪還されてしまう。

叛乱鎮圧の「英雄」としての功績と[[ザビ家#デギン・ソド・ザビ|デギン・ザビ]]公王のとりなしでレビル将軍逃亡の責は不問とされるが、シンはドズルから一旦[[ザビ家#キシリア・ザビ|キシリア・ザビ]]の旗下となり、月のグラナダに異動することになる。グラナダでラルと再会するも、シンにレビル将軍捕縛を台無しにされた[[黒い三連星]]と反目。モビルスーツ、MSによる模擬戦で対決することになり、シンは[[モビルスーツバリエーションの登場人物#エリオット・レム|エリオット・レム]]技術少佐から[[高機動型ザクII#試製高機動型ザクII（RP型）|試製高機動型ザクII]]を与えられる。模擬戦の最中、連邦軍による月の[[宇宙世紀の施設と地名#エアーズ|エアーズ市]]の[[マス・ドライバー]]（[[一年戦争#地球侵攻作戦|地球侵攻作戦]]まで断続的に地球への攻撃を行っている）奪還作戦が開始される。シンはラルや黒い三連星と協力し、大型レールガン搭載艦[[地球連邦軍の艦船及びその他の兵器#サントメ・プリンシペ|サントメ・プリンシペ]]の破壊に成功するが、これにより旧友である連邦軍の[[#トウヤ・シロナギ|トウヤ・シロナギ]]少佐を手にかけることになっが戦死してしまう。

時は流れ、宇宙世紀0079年97月。連邦軍でもモビルスーツMSの開発が進んでおり、ジャバウォック隊の面々や後に[[不死身の第四小隊]]と呼ばれる者たちもモビルスーツMSの操縦訓練に余念が無い。一方、シンは[[高機動型ザクII#高機動型ザクII（R-1A型）|高機動型ザクII]]を制式に受領しドズル親衛隊の隊長となっており、9月にソロモンはミネバ誕生に沸く。祝賀式典生誕祭にはデギン公王、や[[ザビ家#キシリア・ザビ|キシリア]]も出席。、また、オーレリアも音楽学校の生徒たちと共にソロモンを訪れる。そしてオーレリアは[[ハマーン・カーン]]と、ドズルの側室であるその姉マレーネと出会う。そんな時、ソロモンにジャバウォック隊と、公王ザビ家の首を狙う[[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORYの登場人物#地球連邦軍#グリーン・ワイアット|グリーン・ワイアット]]率いる連邦艦隊が迫る。ジャバウォック隊が駆る連邦軍の試作超兵器[[Gファイター#VプロトGファイター|VプロトGファイター]]に対し、シンは[[アナベル・ガトー]]と、そして自ら専用機を駆って出撃したドズルとともに挑み、撃退する。ドズルは機体を破壊され宇宙を漂うが、ニュータイプの素養をもつ[[#マレーネ・カーン|マレーネ・カーン]]に救われる。

[[ザビ家#ガルマ・ザビ|ガルマ・ザビ]]、ラル、黒い三連星たちも戦死していき、連邦軍の反抗作戦が懸念されるが、サイド3の[[ザビ家#ギレン・ザビ|ギレン・ザビ]]、月グラナダのキシリアともにソロモンのドズルの元への増援はない。ドズルは[[ザビ家#デギン・ソド・ザビ|デギン・ザビ]]公王への増援要請の密使としてシンをサイド3へ向かわせるが、シンはこの機会にデギンに連邦との停戦を直訴しようとする。しかしキシリア麾下のエース部隊「キマイラ」の襲撃を受け、隊長の[[モビルスーツバリエーションの登場人物#ジョニー・ライデン|ジョニー・ライデン]]少佐と一騎打ちになるが[[ザクII#ザクII FS型|ザクII FS型]]では敵わず、捕らえられてサイド3へと連行される。その頃サイド3では、シンの父のマツナガ議員ら和平派が、ギレンに反し公王デギンを通じて戦争終結への動きを取ろうとするが、ギレン派親衛隊に機先を制せられてマツナガ議員は暗殺・粛清されてしまう。サイド3を脱出したシンたちもギレン派親衛隊の[[モビルスーツバリエーションの登場人物#ロバート・ギリアム|ロバート・ギリアム]]大佐にの襲われる撃に遭うが、[[ゲルググ#ゲルググJ|ゲルググJ]]によりを得て撃退。ライデンと再び一騎打ちになり互角の戦いを繰り広げるが、デギン派の介入により勝負はつかずに終わる。シンは連邦のシロナギ家と連絡をつけ、和平への道を作ることに成功するが、停戦交渉に出たデギン公王と連邦軍レビル将軍が[[ソーラ・レイ]]によって死亡してしまう。

シンはレムから再び高機動型ザクIIを譲デギンの直命により受け、ゼナやミネバたちとともにアステロイドベルトにある[[アクシズ]]への逃亡を試みるに向かうが、ジャバウォック隊やシンを逆恨みするマレーネたちに襲わ追撃される。これらを撃退することには成功するが、さらなる連邦軍の追撃を止めるため、シンは同志とともに宙域にとどまる。

年月は流れ、宇宙世紀0096年。サイド3に戻り学校で音楽教師をしながら、シンを待ち続けるオーレリアだが、[[機動戦士ガンダムUC|「ラプラスの箱」にまつわるミネバの演説]]を聞き、シンを探すために踏み出すことを決意する。