「ポーランド国立図書館」の版間の差分

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==沿革==
ポーランド国立図書館の淵源は、18世紀の[[ザウスキ図書館]]にある。国会の決議により、上記の図書館は1780年から当時のポーランド国内に印刷された本の全てを義務納本の形式で受ける権利があった。しかし、ザウスキの蔵書は[[ポーランド分割|第2次ポーランド分割]]の結果、ロシア女帝[[エカチェリーナ2世]]の軍に没収され、[[サンクトペテルブルグ]]へ送られた。そこで、1975年の[[ロシア国立図書館 (サンクトペテルブルク)|帝国公共図書館]]の創設時にその蔵書の基底となった。蔵書の一部は移動の際に損害を受けた、もしくは破壊された。盗難されたものもたくさんあった。
|第2次ポーランド分割]]の結果、ロシア女帝[[エカチェリーナ2世]]の軍に没収され、[[サンクトペテルブルグ]]へ送られた。そこで、1975年の[[ロシア国立図書館 (サンクトペテルブルク)|帝国公共図書館]]の創設時にその蔵書の基底となった。蔵書の一部は移動の際に損害を受けた、もしくは破壊された。盗難されたものもたくさんあった。
 
そのため、ポーランドは1918年に独立した頃、国立図書館の機能を果たす中枢機関はなかった。1928年2月24日に、イグナツィ・モシチツキ大統領の法令で現在のポーランド国立図書館が創設された。1930年に開館し、初期の頃の蔵書は20万冊であった。初代の館長はステファン・デンブィ、1937年にステファン・ヴルテル・ヴィエルチンスキが引き継いだ。図書館の蔵書が急速に拡張していた。1932年にモシチツキ大統領が図書館に[[ヴィラヌフ宮殿]]の全ての書籍や原稿と写本([[スタニスワフ・コストカ・ポトツキ]]の数万冊の蔵書と絵画コレクションも含めて)を寄贈したのが例のひとつとなる。