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==植物==
食料の場合、収穫量や耐病性・食味などの性質を向上させる目的で品種改良が行われる。[[イネ]]、[[ムギ]]、[[トウモロコシ]]等の[[穀物]]や、[[イモ]]類などで盛んに品種改良が進められている。
: その他、望まれる特性としては、耐寒性、耐暑性(温暖化対策)、耐虫性、減肥や多肥(窒素過多)での栽培、密植可能、[[矮性]]等が挙げられる。
 
: その他、望まれる特性としては、耐寒性、耐暑性(温暖化対策)、耐虫性、減肥や多肥(窒素過多)での栽培、密植可能、[[矮性]]等が挙げられる。
==動物==
[[家畜]]の場合、競走能力の向上、肉質などの性質を向上させる目的で品種改良が行われる。[[競走馬]]、[[ウシ|肉牛]]などで盛んに品種改良が進められている。例えば[[サラブレッド]]の場合、原種の一つである[[アラブ種]]と比較し、走力が大幅に強化されている。アラブ限定の[[ドバイカハイラクラシック]](ダート2000m)の走破タイムは2分15秒ほどであるが、同日同条件で行われるサラブレッド限定の[[ドバイワールドカップ]]は2分前後と速くなっている。さらに、ごく短い距離ならば時速80kmを出すことも馬によっては可能だという(他に体高で約15cm、体重で約25%増加するなど体型にも変化が見られる)。これらの品種改良は初期にはイギリスで、後には世界各地で合計300年以上をかけ行われ、現在も競馬を通じて品種改良が続けられている。