「ヘテロリシス」の版間の差分

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[[化学]]において、'''ヘテロリシス''' ({{lang-en-short|heterolysis}}) または'''不均一結合開裂'''とは[[化学結合]]の開裂のことであり、特に電荷を持たない分子から[[カチオン]]と[[アニオン]]を形成するものをいう<ref>{{GoldBookRef|title=heterolysis (heterolytic)|file=H02809}}</ref>。この言葉の語源は、ギリシャ語の ἕτερος (''heteros'' ""異なる"") と λύσις (''lusis'' "ゆるむ") に由来する{{要出典|date=2017年8月24日 (木) 16:42 (UTC)}}。この過程で、結合に使われていた2つの[[電子]]は2つとも同じ原子団に渡される。より[[電気陰性度|電気的に陰性]]な残基が電子を受け取る。
 
:<mathce> {A:B} \longrightarrow-> {A^{+} + {B^-}</mathce>
 
このイオン対の開裂過程に関与する必要なエネルギーは、のことをヘテロリシス[[結合解離エネルギー]]と呼ばれる。イオン対を互いに遠ざけるにはヘテロリシス結合解離エネルギー以上のエネルギーが必要とされるぶ<ref>{{GoldBookRef|title=heterolytic bond-dissociation energy|file=H02810}}</ref>。電解質溶液ではこの追加のエネルギーは少なくて済む。
 
ほかのタイプの結合開裂に[[ホモリシス]]と呼ばれるものがある。
 
[[生物学]]において、ヘテロリシスは周囲の細胞の加水分解酵素による[[アポトーシス]]のことを指す{{要出典|date=2017年8月24日 (木) 16:42 (UTC)}}。オートリシスは自らの酵素によるアポトーシスのことを指す。
 
== 関連項目 ==