「進撃の巨人の登場人物」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Bofol (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
80行目:
: その正体は巨人化能力者の一人で、5年前に人類を襲撃した'''「[[#鎧の巨人|鎧の巨人]]」'''。ウォール・ローゼの壁上でエレンに己とベルトルトの正体を唐突に明かし、「お前が来てくれれば、もう人類を攻撃しなくて済む」と称して彼に「故郷」への同行を求める。しかし半信半疑のエレンに提案を拒否されると、己の「本来の責務」を果たすべく彼の拉致を宣言。直後に彼らの会話を聞いていたミカサに斬りつけられ重傷を負いながらも巨人化し、エレン達と対峙する。その際、エレン達と仲間として過ごした日々の中で「もう何が正しいことなのか分からなくなってしまった」と心情を吐露し、仲間たちへの情と任務の板挟みになって苦悶する自分の有様を「半端なクソ野郎」と自嘲していた。
: エレン巨人体との戦闘では、当初は全身の硬化能力を発揮して、圧倒的優勢に立った。しかしアニに教わった格闘術を駆使したエレンの反撃により、[[腕挫十字固|腕ひしぎ十字固め]]で片腕を千切られた上、[[フロントチョーク]]で捕捉される。さらにハンジの作戦によって膝の裏側の未強化部分にダメージを受け、敗北寸前にまで追い詰められたが、最後の力を振り絞って超大型巨人の真下まで移動すると、咆哮で合図を送って壁から落下させ、自身もろともにエレン巨人体にぶつけて形勢を再度逆転させた。彼の巨人のみが超大型巨人の発した熱と風圧に耐えることができ、打ち倒されたエレン巨人体のうなじごと本体を齧り取った後は、ユミルを抱えたベルトルトと共に巨大樹の森へ逃亡する。目覚めたエレンとユミルに対し、巨人が活動しなくなる夜までの待機を告げるが、その際の異常な態度(エレンやユミルに対して以前と変わらぬ態度で話しかけたり、昇進を期待する言葉を言ったり、激怒するエレンに戸惑うなど)から、彼が二つの立場に心を引き裂かれ、半ば精神を病んでいることが明らかになった。
: ユミルによると、「本来は壁の破壊を目的とする戦士だったが、罪の意識に耐え切れず、心の均衡を保つために自分は壁を守る兵士だと思い込むことで現実から逃避していたため、どちらが本来の自分なのか分からなくなって人格が分裂してしまった」とのこと。自分が矛盾を抱えていることさえ無自覚であり、エレンに兵士としての責任を説いていたのも、ウトガルト城で命の危険も顧みずコニーを救ったのも、演技ではなく本心からの行為であった。精神の分裂は、同期のマルコを口封じのために苦渋の判断で死なせた時にも現れている。以後も罪悪感を完全に遮断できてはおらず、エレンから罵倒された際にも明らかに苦悩する様子を見せている。また、エレンたちと接していた見せていた剛直な性格も、ライナー本来のものではなく、マルセルを真似たものであることをガリアードに指摘され、本人も認めている
: エルヴィン達の接近に気付くと、抵抗するエレンを気絶させて再び逃走。ユミルの無茶な要求をやむなく呑み、鎧の巨人に変身してベルトルトを守りながら逃げるが、エルヴィンが誘き寄せた大量の巨人達に足止めされる。さらにエレンがエルヴィンとアルミンの連携によって奪い返されたため、群がる巨人を彼らに投げつける強硬手段に出るが、「座標」がエレンの手に渡ったことで彼の拉致に失敗。ユミルの加勢を得た後、ウォール・マリアのシガンシナ区まで撤退する。
: その後、獣の巨人と接触するが、今後の方針について対立し、互いに巨人化して戦うが敗北。獣の巨人の方針に従うことを承服させられた。