「テトラクロロエチレン」の版間の差分

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高濃度にさらされる職場で、繰り返し、あるいは広範囲にわたって肌に触れさせると、[[脂肪]]が洗い流されてしまうことによって[[皮膚]]が激しい[[炎症]]を起こす場合がある。
 
[[土壌汚染]]の原因物質として報道されることが多い。これは使用している工場(ドライクリーニング店)の数が多く、最近まで廃棄の規制がなかったため、地下へ浸透させてしまったことが直接的な原因である。また、物性(1.[[粘性]]が低いため土粒子間にとどまりにくい、2.[[土壌]]との反応があまりなく[[吸着]]しにくい、3.[[比重]]が水よりも重いため深部へと拡散しやすい、4.原液が少量でも[[水質基準]]が厳しいため膨大な汚染となる)と、地盤中に染み込んでいる([[臭気]]・[[色]]など汚染を体感しにくい)などの特性により、地下水へ汚染が移動し、広域に[[汚染]]を拡散させてしまうことも、原因としてあげられる。
 
工場においては、大部分の作業者は明らかな[[神経系]]への影響が現れるよりは低い濃度にさらされている。典型的な職場環境で見られる被曝濃度におけるテトラクロロエチレンの健康への影響は、完全には定まっていない。