「弾道ミサイル」の版間の差分

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弾道ミサイルの特徴としては、長射程、高価、低い命中精度が挙げられる。
 
=== 迎撃が困難===
弾道ミサイルを撃墜し難い理由にはいくつかの要因がある。
 
====移動式と潜水艦発射弾道ミサイル ====
[[File:RT-23 ICBM complex in Saint Petersburg museum.jpg|thumb|鉄道移動型[[RT-23 (ミサイル)|RT-23]]]]
一箇所に据え置いている発射台方式やサイロ方式は別にして、鉄道上や道路上を移動できる『移動式弾道ミサイル海中を移動できる[[潜水艦]]を利用した[[潜水艦発射弾道ミサイル]](以下SLBM)は発射箇所装置自体が必要に応じて移動するため、発射する前に発見するのが困難になる。潜水艦発射弾道ミサイルは[[偵察衛星]]からその姿を発見するのは困難になる。
 
実際に衛星の無い時代にはナチス・ドイツのV2ロケットはトラックに牽引されて運ばれる方法だったため、敗戦まで1度も発射前に発見・妨害されたことがなかったとされる。潜水艦

==== 発射弾道ミサイルは[[偵察衛星]]からそ直後姿を発見するのは困難になる。落下地点予測 ====
弾道ミサイルは発射後暫くほぼ[[垂直]]に上昇して徐々に燃料を燃焼させて切り離していくことで[[大気圏]]を越えた後に、大気圏にて誘導装置のついた弾頭が徐々に向きを変えて目標に落下するように調整するという仕組みになっている。北朝鮮の場合はミサイルが[[スカッド]]・[[ノドン]]・[[ムスダン]]かで射程距離は大きく異なるが、『発射直後の時点』には発射した方角自体は分かっても大まかな落下地点さえ分からない段階である。そこからある段階で弾道ミサイルだった場合は大気圏を越える垂直の弾道を描いていくので、発射したのは弾道ミサイルだと確実な断定が出来るようになる。 更に、日本の方向に発射された弾道ミサイルが日本海・日本を越えた太平洋・国土・領海のどれかなどの最初の落下点予測は、敵の弾道ミサイルの発射から数分後の大気圏での誘導装置による攻撃目標に向けて弾道ミサイルが調整段階にある時にある程度判明する。[[Jアラート]]はこの段階で日本の領土・[[領海]]に落下する可能性があると判断した場合には、この時点で何かしらの落下してくる可能性が0でないエリア毎でかなり幅広い範囲で警報がなされる。これは発射後にミサイルの弾頭を大気圏で誘導装置が調整し出した早い段階で詳細な落下予測以前に、誘導装置の故障での調整段階での落下地点からの移動・迎撃時の破片の落下の可能性にも備えさせるための警告が出来るシステムでもあると評価されている<ref>『新版 北朝鮮入門: 金正恩体制の政治・経済・社会・国際関係』、磯崎敦仁、澤田克己 </ref>。
 
===命中精度の低さ===