「日本製鉄」の版間の差分

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== 概要 ==
[[2012年]][[10月1日]]に、国内鉄鋼最大手の[[新日本製鐵]]が同第3位の[[住友金属工業]]を[[株式交換吸収合併]]して発足。国内の鉄鋼業界では、[[2002年]]の[[川崎製鉄]]と[[日本鋼管]](NKK)の経営統合による[[JFEホールディングス]]が発足して以来、約10年ぶりの大型再編となった。それまでの再編では生産調整等が目的であったが、新日鉄住金では[[韓国]]・[[中国]]をはじめ[[新興国]]の製鋼メーカー台頭を意識した戦略的合併が主な目的となっている。グローバル競争での存続を巡る大型取引であり、合併発表当時はこれを許容した[[公正取引委員会]]の態度の変化が話題となった。
 
合併の背景には、日本国内での重複部門の統廃合による[[費用|コスト]]削減や、[[経営資源]]を集中させて莫大な費用を要する[[高炉]]建設を迅速に進める体制整備、また、鉄鋼[[需要]]が急拡大する新興国などを視野に、海外展開における課題([[輸送]]コストや[[円相場|円高]]による価格競争力の低下)があり、規模拡大による[[競争力]]の強化が不可避と判断されたものと見られる<ref name="読売新聞">{{Cite news|author=|authorlink=|url=|title=新日鉄と住金、来年合併へ|newspaper = 読売新聞|publisher = 読売新聞社|date = 2011年2月4日|accessdate = }}</ref>。粗鋼生産量ベースで世界4位の新日本製鉄と同19位の住友金属工業との合算は3,750万トンとなり、世界2位の[[宝鋼集団]](3,130万トン)と3位[[ポスコ]](3,110万トン)を上回り、首位を独走する[[アルセロール・ミッタル]](7,750万トン)を追いかける筆頭となった(生産量の数値は2009年実績、[[世界鉄鋼協会]]調べ)<ref name="読売新聞" />。[[2013年]]5月には、7年ぶりに鉄鋼メーカーとして[[時価総額]]世界一になった<ref name="bloomberg">{{Cite web|url=http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MN8T2L6KLVR501.html|title=【今日のチャート】新日鉄住金、円安で時価総額「世界一」に|publisher=[[ブルームバーグ]]|date=2013-05-24|accessdate=2013-06-12}}</ref>。