「1971年薬物乱用法」の版間の差分

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* 規制薬物を生産するか供給する目的で不法に使われるように、占有あるいは管理している建物に入れる
 
それこの法律はしばしば、{{仮リンク|禁止([[:|en:|Prohibitionism]])}}された薬物の一覧と、その所持と供給に関する刑罰にすぎないものとして示される。しかし現実面では、同法は薬物の[[ライセンス]]・システムの重要人物として[[内務大臣 (イギリス)|内務大臣]]を定めている。従って例えば、様々な[[オピエート]]は処方箋薬として合法的に利用でき、[[大麻]]([[アサ]])<ref name="Canna 3"/>は「産業用」のライセンスの下で栽培できる。2001年薬物乱用規則<ref name="uksi20012998">{{UK SI|title=The Misuse of Drugs Regulations 2001|year=2001|number=3998}}</ref><!--<ref>{{cite web|url=http://www.opsi.gov.uk/si/si2001/20013998.htm |title='&#39;The Misuse of Drugs Regulations 2001'&#39;, OPSI website, accessed 28 January 2009 |publisher=Opsi.gov.uk |date=2010-07-16 |accessdate=2011-01-23}}</ref>-->は1971年法の下に制定され、同法の下に分類された物質の生産、所持と供給のライセンスの供与についてである。
 
同法は、規制された物質を3つのクラス、A、BおよびCに分け、さらに違法な所持、あるいはライセンスのない所持、ならびに供給する目的での所持に関する刑罰の区分を、それぞれのクラス内で別けている。各クラス内の物質の一覧は[[:en:Statutory Instrument|命令によって]]改正でき、したがって内務大臣は、官僚制度と[[ウェストミンスター宮殿|国会議事堂]]の両院を経て法律が承認されることによって法の施行が遅れを省いてることなく、新しい薬物を一覧に追加したり、昇級、降級あるいは、以前に規制された薬物を一覧から除くことができる。
 
同法についての批判者たちは、物質がどれくらい有害かあるいは依存性があるかに分類が基づいておらず、さらにタバコとアルコールのような物質を含めないのは非科学的であると述べる。
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==条項==
===第37条 ― 説明===
第37条(5)は、{{仮リンク|1933年薬剤毒物法([[:|en:|Pharmacy and Poisons Act 1933]])}}<!--法律名は定訳を探したものではない-->の8条から10条の廃止についての[[{{仮リンク|廃止制定]]([[:|en:|spent enactment]])}}となった<ref>[[:en:Archbold Criminal Pleading, Evidence and Practice]]. 1999. Paragraph 26-128 at page 2209.</ref>。それは{{仮リンク|2004年制定法 (廃止)法|en|Statute Law (Repeals) Act 2004}}<!--法律名は定訳を探したものではない-->の別表1の[http://www.legislation.gov.uk/ukpga/2004/14/schedule/1/part/17 17部]の7群によって廃止された
それは{{日本語版にない記事リンク|2004年制定法 (廃止)法|en|Statute Law (Repeals) Act 2004}}の別表1の[http://www.legislation.gov.uk/ukpga/2004/14/schedule/1/part/17 17部]の7群によって廃止された。
 
== 規制薬物の一覧 ==
{{main|:en:Drugs controlled by the UK Misuse of Drugs Act}}
同法は4つの区分を定める:クラスA、クラスB、クラスCおよび一時的クラス薬物である。委任され結論に達した{{日本語版にない記事リンク|薬物乱用諮問委員会|en|Advisory Council on the Misuse of Drugs}}の報告書に規定される{{日本語版にない記事リンク|制定法文書|en|statutory instrument}}によって、物質を表の異なる部分へ移動および追加してもいいが、しかし[[:{{仮リンク|イギリス国務長官|en:|Secretary of State (United Kingdom)|国務長官]]}}は諮問委員会の調査結果に縛られない。
 
同法は4つの区分を定める:クラスA、クラスB、クラスCおよび一時的クラス薬物である。委任され結論に達した{{日本語版にない記事リンク|薬物乱用諮問委員会|en|Advisory Council on the Misuse of Drugs}}の報告書に規定される{{日本語版にない記事リンク|制定法文書|en|statutory instrument}}によって、物質を表の異なる部分へ移動および追加してもいいが、しかし[[:en:Secretary of State (United Kingdom)|国務長官]]は諮問委員会の調査結果に縛られない。
 
*クラスAは以下を含む:[[ヘロイン]]、[[コカイン]]、[[クラック・コカイン|クラック]]、[[MDMA|MDMA (「エクスタシー」)]]、[[メタンフェタミン]]、[[LSD (薬物)|LSD]]と[[マジック・マッシュルーム|シロシビン・マッシュルーム]]
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薬物犯罪に対する刑罰は、関わった薬物のクラスによって決定される。刑罰は、問題の薬物を所持するための合法的な[[処方箋]]やライセンスのない人々に対して執行される。従って、合法的に(処方箋によって)施される限りは、クラスA薬物の[[ヘロイン]]を所持するのは違法ではない。
 
クラスA薬物は最も高厳しい[[刑罰]]を招きとなり、懲役は「適正かつ便宜的」である。<ref>''R v Aramah'' (1982) 4 [[:en:Criminal Appeal Reports (Sentencing)|Cr App R (S)]] 407, per [[Geoffrey Lane, Baron Lane|Lord Lane CJ]]</ref>
可能な最大の刑罰は次の通りである:<ref>[http://www.homeoffice.gov.uk/drugs/drugs-law/Class-a-b-c/ ''Class A, B and C drugs'', Home Office website, accessed 27 January 2009] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20070804233232/http://www.homeoffice.gov.uk/drugs/drugs-law/Class-a-b-c/ |date=2007年08月4日 }}</ref>
 
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== 歴史 ==
{{日本語版にない記事リンク|1964年薬物(乱用防止)法|en|Drugs (Prevention of Misuse) Act 1964}}<!--法律名は定訳を探したものではない-->は、国際協定に先立ってイギリスで[[アンフェタミン]]を規制し、後に[[LSD (薬物)|LSD]]を規制するために用いられた。<!--http://www.drugtext.org/library/articles/five2.html-->
は、国際協定に先立ってイギリスで[[アンフェタミン]]を規制し、後に[[LSD (薬物)|LSD]]を規制するために用いられた。<!--http://www.drugtext.org/library/articles/five2.html-->
 
1971年以前は、イギリスは比較的寛容な薬物政策を有しており、国際連合の影響が強くもたらされるまでは、二次的な薬物の活性を規制することが、薬物の使用を効果的に犯罪化するためには用いられなかった。しかしながら、[[アヘン]]と[[大麻]]の喫煙を除外することに注意しなければならない。1971年法の8条(D)は犯罪ではなかった(規制薬物が使用されていた敷地/建物の所有者の起訴に関して)。また一方、1971年薬物乱用法<ref>{{cite web|url=http://www.opsi.gov.uk/RevisedStatutes/Acts/ukpga/1971/cukpga_19710038_en_1#pb4-l1g8 |title=Misuse of Drugs Act 1971 |publisher=Opsi.gov.uk |date= |accessdate=2011-01-23}}</ref>の8条は、1985年薬物乱用規則(Misuse of Drugs Regulations 1985)<ref>http://www.drugshelp.info/downloads/modr1985.pdf The Misuse of Drugs Regulations 1985</ref>の規則13と2001年刑事司法治安法(Criminal Justice and Police Act 2001)<ref>{{cite web|url=http://opsi.gov.uk/si/si2001/20013998 |title=The Misuse of Drugs Regulations 2001 |publisher=Opsi.gov.uk |date=2010-07-16 |accessdate=2011-01-23}}</ref>の38条によって修正された。これらの修正は、2005年に、2005年薬物法(Drugs Act 2005)の別表1(6部)によって廃止された。<ref>{{cite web|url=http://www.opsi.gov.uk/acts/acts2005/ukpga_20050017_en_1 |title=Drugs Act 2005 |publisher=Opsi.gov.uk |date=2010-07-16 |accessdate=2011-01-23}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.statutelaw.gov.uk/Toes.aspx?autoPopulate=Y&affectingyear=2005&affectedyear=1971&affectednumber=38 |title=Tables of legislative effects - Statute Law Database |publisher=Statutelaw.gov.uk |date= |accessdate=2011-01-23}}</ref>
 
現行の8条が対象にするもの:以下の目的で誰か別の者に利用されるように、管理あるいは責任を負う土地の使用を故意に許可することである
 
* 規制薬物の使用あるいは投与
* 規制薬物の供給
* 規制薬物の生産あるいは栽培(例えば[[大麻]]の栽培、[[メタンフェタミン|クリスタル・メス]]の製造、[[マジックマッシュルーム]]の準備といった)。<ref>{{cite web |author=DrugScope |url=http://www.drugscope.org.uk/resources/faqs/faqpages/what-are-the-uk-drug-laws |title=RESOURCES &#124; What are the UK drug laws? |publisher=DrugScope |date= |accessdate=2011-01-23 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20110927150956/http://www.drugscope.org.uk/resources/faqs/faqpages/what-are-the-uk-drug-laws |archivedate=2011年09月27日 |deadurldate=2017年09月 }}</ref>
 
== 批判と議論 ==
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目立った同法についての反論を挙げる:
* 『{{仮リンク|薬物の分類:それのハッシュを作る?』(''[[:|en:|Drug classification: making a hash of it?]]'')}}』、2005-06期第五報告書で、{{仮リンク|イギリス下院科学技術委員会([[:|en:|Science and Technology Select Committee]])}}は、現在の薬物分類のシステムは歴史上の仮定に基づいており、科学的な仮定ではないと述べた。<ref>{{cite web|url=http://www.publications.parliament.uk/pa/cm200506/cmselect/cmsctech/1031/1031.pdf |title=Microsoft Word - HC1031.doc |format=PDF |date= |accessdate=2011-01-23}}</ref>
* 「潜在的な乱用のための薬物の有害性を評価する合理的な尺度の開発」(''Development of a rational scale to assess the harm of drugs of potential misuse'')、『[[ランセット]]』の2007年3月24日号において、デビッド・ナット、レスリー・A.キング、ウィリアム・ソールスバリー、コリン・ブラックモアらは、同法が「目的にかなっていない」とか、また「薬物乱用法からのアルコールとタバコの除外は、科学的な観点からすれば恣意的である」と述べた。<ref name="pmid17382831">{{cite pmid|17382831}}</ref><ref>{{cite web|url=http://news.bbc.co.uk/1/hi/health/6474053.stm |title='&#39;Scientists want new drug rankings'&#39;, BBC News website, 23 March 2007, accessed 27 January 2009 |publisher=BBC News |date=2007-03-23 |accessdate=2011-01-23}}</ref>
 
転換{{仮リンク|薬物政策転換財団([[:|en:|Transform Drug Policy Foundation]])}} (Transform Drug Policy Foundation) は、政府の現行の禁止主義の薬物政策によってもたらされる害に対する合理的な批判を加える<ref>{{cite web|url=http://www.tdpf.org.uk/ |title=Transform Drug Policy Foundation website, accessed 30 January 2009 |publisher=Tdpf.org.uk |date= |accessdate=2011-01-23}}</ref>[[。{{仮リンク|薬物平等同盟]]([[:|en:|Drug Equality Alliance}} (Drug Equality Alliance]], DEA)DEA) は、法律の方針と目的に反して、歴史および文化的な先例から成る主観的な見方によって、アルコールとタバコを恣意的に除外するために特殊な言及を行っているという、イギリス政府による法の自由裁量権の部分的で不公正な運用に反対して訴訟に踏み切った。<ref name="DEA">{{cite web | title =Drug Equality Alliance - Mission| publisher =Drug Equality Alliance | url =http://www.drugequality.org | accessdate =2009-08-28}}</ref>
| url =http://www.drugequality.org
| accessdate =2009-08-28
}}</ref>
 
[[イギリスにおける大麻の分類|大麻の分類]]は特に論争になっている。2004年に、[[大麻]]<ref name="Canna 3">[[大麻|薬物の品種]]のみならず、[[麻]]として成長したものを含め大麻の全品種は法の下で規制されている。</ref>は薬物乱用諮問委員会([[:en:Advisory Council(ACMD) on the Misuse of Drugs]]:ACMD)からの助言に基づいて、クラスBからクラスCへと<ref name="Canna 1">{{cite web|url=http://www.statutelaw.gov.uk/content.aspx?ActiveTextDocId=869446 |title='&#39;The Misuse of Drugs Act 1971 (Modification) (No. 2) Order 2003 (No. 3201)'&#39;, OPSI website, accessed 27 January 2009 |publisher=Statutelaw.gov.uk |date=2004-01-29 |accessdate=2011-01-23}}</ref>分類しなおされた。
[[イギリスにおける大麻の分類|大麻の分類]]は特に論争になっている。
2004年に、[[大麻]]<ref name="Canna 3">[[大麻|薬物の品種]]のみならず、[[麻]]として成長したものを含め大麻の全品種は法の下で規制されている。</ref>は薬物乱用諮問委員会([[:en:Advisory Council on the Misuse of Drugs]]:ACMD)からの助言に基づいて、クラスBからクラスCへと<ref name="Canna 1">{{cite web|url=http://www.statutelaw.gov.uk/content.aspx?ActiveTextDocId=869446 |title='&#39;The Misuse of Drugs Act 1971 (Modification) (No. 2) Order 2003 (No. 3201)'&#39;, OPSI website, accessed 27 January 2009 |publisher=Statutelaw.gov.uk |date=2004-01-29 |accessdate=2011-01-23}}</ref>分類しなおされた。
2009年に、ACMDの助言に反してクラスBに戻された<ref name="Canna 2">{{cite web|url=http://www.statutelaw.gov.uk/content.aspx?LegType=All+Legislation&title=The+Misuse+of+Drugs+Act+1971&searchEnacted=0&extentMatchOnly=0&confersPower=0&blanketAmendment=0&sortAlpha=0&TYPE=QS&PageNumber=1&NavFrom=0&parentActiveTextDocId=3540710&ActiveTextDocId=3540710&filesize=8254 |title='&#39;The Misuse of Drugs Act 1971 (Amendment) Order 2008 (No. 3130)'&#39;, OPSI website, accessed 27 January 2009 |publisher=Statutelaw.gov.uk |date=2008-12-10 |accessdate=2011-01-23}}</ref>。