「微笑み」の版間の差分

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人のコミュニケーションの研究者や、あるいは嘘の研究者は、
自然な笑顔は、<u>眼もと</u>まわりの[[表情筋]]が中心になって動き、つまり眼もとまわりがゆるんでほほえむ、という。(わずかに「たれ目」ぎみになる<ref group="*">相対的に言うと、人は怒っている時には普段よりも眼の端が上がる傾向がある。だからこそ「あなた彼に何を言ったの? 彼、ブリブリ怒って、眼がつりあがっていたわよ。」などと言うのである。</ref>)
それに対して、意図的・作為的に作られた笑顔というのは、<u>口もと</u>あたりの表情筋肉が主に動いていて、しばしば眼元の表情筋がほとんど動かない、と指摘されている。口の端だけが引っ張られてつりあげられたような笑顔というのは、心に喜びがあってでた笑顔ではなく、意図的あるいは作為的に作っている笑顔だと指摘されているのである<ref group="*">[[TED]]で嘘について講演した女性も同様の指摘した。(2015年1~21〜2月放送)</ref>。
 
相手が心から喜んでいるか、それともそうでないか見分けるためには、口元は無視して、眼元をよく観察すれば分かる、ということになる。
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[[前野隆司]]は、「情」の存在理由について、エピソード記憶にメリハリをつける(あじけないと明確な記録として覚えにくい=混同しやすい)ためと個人的見解を述べている<!-- 前野隆司 『脳はなぜ「心」をつくったのか』 筑摩書房 2004年 p.69及びp.129 -->(微笑み・笑顔もこの一環とみられる)。
 
 
 
== 笑い ==
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それまで人間と[[チンパンジー]]の赤子に特有とされてきた微笑みだが、2001年に京都大学霊長類研究所と聖心女子大学の共同チームが[[ニホンザル]]のメスの新生児にも「自発的微笑」があることを確認している<ref>[[読売新聞]]2001年11月16日(金曜)付、記事に写真も載せられている。</ref>。くちびるを動かす際に両方の頬を動かす場合は微笑みではないが、聖心女子大教授の川上清文によれば、「片方の頬を動かす行為」から微笑むしぐさであると判断したとされる<!-- 同読売記事を参考 -->。
 
[[ファイル:Mona Lisa, by Leonardo da Vinci, from C2RMF retouched.jpg|thumb|200px|right|[[モナ・リザ]]の方頬だけの[[アルカイク・スマイル]]。眼元の表情筋、頬まわりの表情筋肉、口元の表情筋、それらの状態の組み合わせが、本物の自然な人間だったらあり得ないような組み合わせになっていて、観た人の心に[[不思議]]な混乱を引き起こして、[[謎]]めいていると感じられ、それがこの絵の魅力になっているのだ、と絵画の専門家が分析したことがある。]]
 
== 記号としての笑顔 ==
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* [[幸福]]
* [[アルカイク・スマイル]]
* [[異文化コミュニケーション#非言語コミュニケーション|異文化コミュニケーション]] 
 
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