「ストライクゾーン」の版間の差分

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[[平林岳]]らによると、{{by|2000年}}以前は、打者がガンガン打って行くスタイルを好む[[メジャーリーグベースボール|MLB]]では、[[日本プロ野球]](NPB)よりストライクゾーンが外角にボール1個分広いといわれていたが、{{by|2001年}}度から[[クエステック・システム]]が導入されたこともあり、{{by|2008年}}現在ではルールブック通りのストライクゾーンを適用しているという。これは、同システムによってジャッジの正否を一球ずつ査定されるようになったからであるとされており、それゆえにそう広く取ることはできず、実際[[1990年代]]と比較すると大分狭くなっている<ref name="YakyuuKozou 200808" /><ref name="MAJOR.JP">{{Cite web|date=2007年4月16日|url=http://mlb.yahoo.co.jp/column/?n=25 |title=MLBコラム 米国のストライクゾーン、その実態と背景 <平林 岳>|work=MAJOR.JP|language= |accessdate=2008年8月5日}}{{リンク切れ|date=2017年4月}}</ref>。とは言え、完全に画一化されたわけではなく、依然として外側を良く取る球審が居ることもまた事実である。特に[[ラズ・ディアズ]]、[[ジム・ウルフ]]、[[ジェフ・ネルソン (アンパイア)|ジェフ・ネルソン]]らはストライクゾーンが広く、投手有利(打者不利)な球審として広く知られている<ref>{{Cite book|和書|author=「MLBアンパイア最前線」|title=ウェルカム・メジャーリーグ 2008|publisher=白夜書房〈白夜ムック 315〉|pages=56-57|isbn=978-4861913983}}</ref>。一方、教育・育成の場でもあるマイナー(特に低レベルなルーキーや1A)では、かなり広目にストライクを取って行く傾向がある<ref name="MAJOR.JP" />(外角にボール1個半広い)。
 
日本プロ野球においても、それまではベルト付近が上限だったストライクゾーンを{{by|2002年}}に公認野球規則の通りに改めたが{{refnest|group="注釈"|当時[[大阪近鉄バファローズ]]がチーム防御率5点台で優勝した初めてのチームになるなど打者有利に傾いたことと、投手が打ちこまれ交代が多くなり試合時間が長くなることへの反省から行なわれた<ref>{{Cite web|url=http://www.number.ne.jp/special_columns/abe/2002.02.15_1.html |title=ストライクゾーン変更——あらためて、日本の審判について考える。|publisher=Number Web|accessdate=2014年2月28日|archiveurl=httphttps://web.archive.org/web/20021204145925/http://www.number.ne.jp/special_columns/abe/2002.02.15_1.html|archivedate=2002年12月4日|deadurldate=2017年9月}}</ref>。ゾーン変更の甲斐あってか2002年はセ・リーグ、パ・リーグともに防御率が大幅に良化している。}}翌年には見直される<ref>{{Cite web|url=http://www.yomiuri.co.jp/hochi/baseball/feb/o20030221_10.htm |title=もらった松坂ライズボール|publisher=報知ベースボールパーク|accessdate=2014年5月21日|archiveurl=httphttps://web.archive.org/web/20030408162429/http://www.yomiuri.co.jp/hochi/baseball/feb/o20030221_10.htm|archivedate=2003年4月8日|deadurldate=2017年9月}}</ref>。[[パ・リーグ]]では、{{by|2007年}}度から外角にボール1個半広がった新しいストライクゾーンを採用した。交流戦によって違うリーグの審判の判定を受けるケースが多くなり、選手から[[セントラル・リーグ]]と比べてストライクゾーンが狭いという意見が出たためである。また、[[近代オリンピック|オリンピック]]などの国際大会において「日本独自のやり方や解釈は通用しなくなっており、国際基準を視野に入れながら思考・行動する必要がある」という日本野球規則委員会の判断から<ref name="RulesJP2006">{{Cite book|和書
|author=日本野球規則委員会
|title=公認野球規則2006