「機械式暗号」の版間の差分

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== 学理的な分類 ==
機械的な構造などによる分類もあり、運用上はそちらも重要であるが<ref>仮に優秀な暗号機でも、可搬性が無いほどに巨大であったら使用場所が制限されるのみならず、機密保持の点でも問題であろう。</ref>、ここでは学理的な暗号の分類に沿って、数理論理的な観点からの分類について述べる。
機械式暗号は外見やメカニックで分類されやすいが、多表内部の関係とその切替え方式で分類する事が重要である。
 
実用化された暗号機はその被解読性を高める為に以下の設計がいくつか盛り込まれている。
まず雑多な事項だが、以下のような強度を増す(ものと当時考えられ実施された)技巧がある。
* 利用できる表の絶対数を増やす
* 多表切り替え周期を長く、擬似ランダムにする。
* 内部関係パターン秘匿し、解析され難く不規則にする
* 表の切り替えを不規則に、また周期を長くする
* 秘匿していた多表が解析された場合に備えて、多表を差替できるようにする。
* 表の相互の関係を秘匿する
* 表を盗まれる、あるいは解析されることを想定し、差替を容易にする。また差替の実施を想定し運用に組込む
* 暗号機自体を2次暗号化に用いる (enciphered code)
* 暗号その他の(強度を高めるアタッチメントを追加する(「エニグマ」のプラグボードなど)
 
=== 換字式と転置式 ===
* 実用化された機械式暗号は凡換字暗号である。
* 転置は実用暗号の機械されず、電子は機械式暗号登場を待たねばな時代には広まなかず、電子機械化・コンピュータ化以後であった。
 
=== cipher式とenciphered code式 ===