「アグレマン」の版間の差分

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==概要==
[[国家]]が外交使節の長([[大使]]もしくはもしくは[[在外公館]]の長としての[[特命全権公使]])を派遣する際には、あらかじめ事前に相手国に外交官待遇の同意(アグレマン)があることを確認しなければならない。また、アグレマンの要請に対し、接受国は理由を示さずに拒否することもできる。これらは、ウィーン条約の第4条に規定されており、第9条の[[ペルソナ・ノン・グラータ]]によって、理由を示さずにアグレマンを取り消すこともできる<ref name="gaikou">[https://www1.doshisha.ac.jp/~karai/intlaw/docs/diplomat.htm 外交関係に関するウィーン条約]</ref>。
 
例として、[[ジョージ・ケナン]]が駐ソ大使在任中、ドイツで[[ソビエト連邦|ソ連]]と[[国家社会主義ドイツ労働者党|ナチス]]の類似性を指摘する発言をし、アグレマンを取り消されている(これにより職務執行が不可能となったため大使も解任された)。また2010年12月、[[ベネズエラ]]が次の[[アメリカ合衆国]]大使予定者に対しアグレマンを出さず、就任を拒否した。アメリカはこれに対抗し駐米大使の外交ビザを取り消した(ベネズエラ大使は既に帰国)<ref>[http://www.47news.jp/CN/201012/CN2010123001000174.html 米、ベネズエラ大使のビザ取消 次期大使不承認に対抗]ワシントン発共同通信</ref>。
 
使節団付きの陸軍駐在官、海軍駐在官又は空軍駐在官も外交使節の長に準じて相手国の承認が必要である<ref>[https://www1.doshisha.ac.jp/~karai/intlaw/docs/diplomat.htm 外交関係に関するウィーン条約]<name="gaikou"/ref>。
 
==関連事項==