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頭蓋骨抉る (会話 | 投稿記録)
+化粧の心理作用、cat
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材料・道具など
化粧に用いる品々を、(主にからだに塗る粉・液・ペーストの類を)「[[化粧品]]」と言う。道具類は「化粧道具」と言う。化粧を行うための部屋は「化粧部屋」「化粧室」という。
 
== 化粧の心理作用 ==
化粧の内容にも左右されるが、一般的な化粧によって得られる心理的効果には[[自尊心]]の向上と、社会的な[[幸福感]]がある<ref name="Daibou"> 大坊郁夫 二宮克美、[[子安増生]](編)「化粧行動」『キーワードコレクション 社会心理学』 新曜社 2011 ISBN 9784788512368 pp.202-205.</ref>。化粧することによって自分の身体的問題点をカバーし、自己呈示したい特徴を増強することで、[[自己評価]]を高めるとともに社会的積極性を高めることになる。
 
化粧の作業には適度な緊張が生じることから気持ちの切り替えがしやすく、鏡に向かうことによって[[自己意識]]や内省的な傾向を高めるなど、心理的な安定をもたらす効果がある<ref name="Daibou"/>。また、[[うつ病]]や老人性[[認知症]]などの患者に対して化粧指導することで、平板化した感情を活性化し、社会復帰を促す効果が示されている<ref>[http://doi.org/10.11560/jahp.18.1_35 Cosmetic Program による入院がん患者のQOL改善の試み] - 野滞桂子, 小越明美, 斉藤善子, 青木理美 『健康心理学研究』 Vol. 18 (2005) No. 1、[[J-STAGE]] 2017年9月19日閲覧。</ref>。
 
化粧行動は他者や世間への関心を前提として、自分の印象を管理することで関係の調和を図り、社会的[[承認欲求]]を満たすことが基本的な動機となる<ref name="Daibou"/>。また、入念なメイクアップをすることで、[[変身願望]]や[[若返り]]といった[[自己満足]]を達成する意味もある。化粧による自己満足感は年代的には30代後半で特に多く認識されており、その後はしだいに習慣性のものと認識される傾向がある。
 
== 歴史 ==
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