「無党派」の版間の差分

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== 日本 ==
=== 無党派層の増大 ===
日本では無党派層は1960年代後半までは有権者の1割程度であった<ref name="kiso142" />。その後、1970年代から1990年代初めにかけて無党派層は有権者の2割から3割程度となったものの政党支持層に比べると少数派であった<ref name="kiso142" />。しかし、1990年代に無党派層は急増し、1990年代中頃には無党派層が有権者の半数前後を占めるようになった<ref name="kiso142" />。[[1995年]]に[[1995年東京都知事選挙|東京都知事選挙]]と[[大阪府知事選挙]]で無所属の[[青島幸男]]と[[横山ノック]]が当選し、既成政党の候補が敗れた時、無党派が注目されるようになった。同年、「無党派」は[[新語・流行語大賞]]の年間大賞に選ばれた
 
1990年代の無党派層の増大は、国際的には[[冷戦]]構造の終焉、国内的には[[55年体制]]の崩壊後の政党の分裂と新党の結成などによる有権者の認知的不協和が原因にあるとされている<ref name="kiso138">堀江湛 編『政治学・行政学の基礎知識 第2版』一藝社、2007年、138頁</ref>。また、たび重なる政治家の汚職や政治不信などが有権者の政治に対する無関心を増大させつつあり、低投票率の場合は[[組織票]]で勝る政党が勝利するケースが多いため、選挙に行くこと自体が無意味と考える人々が多いことも挙げられている。個々人の価値観が極度に多様化していることも、特定の政党を支持しづらいことにつながっている。
しかし、1990年代に無党派層は急増し、1990年代中頃には無党派層が有権者の半数前後を占めるようになった<ref name="kiso142" />。
 
1990年代に増大した無党派層は、必ずしもすべてが政治的関心が低い層というわけではなく、政治的関心をもち投票へ行く有権者層もあることから、無党派層の投票の行方が政治を大きく左右することもある<ref name="kiso142" />。[[第42回衆議院議員総選挙|2000年衆院選挙]]前、無党派層が野党民主党に多く投票すると予想されていたため、当時の[[内閣総理大臣|首相]][[森喜朗]]は「無党派層は寝ていてくれれば」と発言して批判され<ref>[http://www.nikkei.co.jp/topic3/elecnews/archive/20000620diii210020.html 首相「無党派は寝ていてくれれば・その後記者団に訂正」]2000年6月20日NIKKEI NET選挙ニュース、2015年12月31日閲覧。</ref>
[[1995年]]に[[1995年東京都知事選挙|東京都知事選挙]]と[[大阪府知事選挙]]で無所属の[[青島幸男]]と[[横山ノック]]が当選し、既成政党の候補が敗れた時、無党派が注目されるようになった。同年、「無党派」は[[新語・流行語大賞]]の年間大賞に選ばれた。
 
1990[[第44回衆議院議員総選挙|2005衆議院選挙]]での[[自民派層]]は、国際的には冷戦構造の終焉、国内的には五十五年体制の崩壊後の政党の分裂と新派層投票動向が選挙成などよる有権者の認知的不協和が原因にある大きく影響した事例考えられている<ref name="kiso138">堀江湛 編『政治学・行政学の基礎知識 第2版』一藝社、2007年、138142-143頁</ref>
 
また、度重なる政治家の汚職や政治不信などが有権者の政治に対する無関心を増大させつつあり、低投票率の場合は[[組織票]]で勝る政党が勝利するケースが多いため、選挙に行くこと自体が無意味と考える人々が多いことも挙げられている。
 
個々人の価値観が極度に多様化していることも、特定の政党を支持しづらいことにつながっている。
 
1990年代に増大した無党派層は必ずしもすべてが政治的関心が低い層というわけではなく、政治的関心をもち投票へ行く有権者層もあることから無党派層の投票の行方が政治を大きく左右することもある<ref name="kiso142" />。
 
2000年衆院選の前、無党派層が野党民主党に多く投票すると予想されていたため、当時の総理[[森喜朗]]は「無党派層は寝ていてくれれば」と発言した。<ref>[http://www.nikkei.co.jp/topic3/elecnews/archive/20000620diii210020.html 首相「無党派は寝ていてくれれば・その後記者団に訂正」]2000年6月20日NIKKEI NET選挙ニュース、2015年12月31日閲覧。</ref>
 
2005年の[[第44回衆議院議員総選挙]]での自民党の大勝は無党派層の投票動向が選挙結果に大きく影響した事例と考えられている<ref>堀江湛 編『政治学・行政学の基礎知識 第2版』一藝社、2007年、142-143頁</ref>。
 
=== 無党派層と選挙活動 ===
無党派層の投票行動を分析する場合、棄権、政党候補への投票、無所属候補への投票が考えられる<ref name="kiso143" />。既存政党にマイナスのイメージを持っている有権者に対しては無所属候補が有利となり、政党の支持を受けている候補者も政党色を抑えた選挙活動を行うことがある。また、消極的無党派層を取り込むための策として、[[タレント政治家|タレント候補]]を立てることがある。多くは[[比例代表制]][[非拘束名簿式]]の候補者名簿に置かれ、そのファンなどの票に期待するものである
 
既存政党にマイナスのイメージを持っている有権者に対しては無所属候補が有利となり、政党の支持を受けている候補者も政党色を抑えた選挙活動を行うことがある。
 
また、消極的無党派層を取り込むための策として、[[タレント政治家|タレント候補]]を立てることがある。多くは[[比例代表制]][[非拘束名簿式]]の候補者名簿に置かれ、そのファンなどの票に期待するものである。
 
== 関連書籍 ==
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