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=== 銀行に対する規制 ===
預金を貸し付ける銀行業務と、[[株式]]や[[債券]]を引き受け投資家に販売する証券業務とを銀行が兼営する場合には、下に並べた2つの問題が指摘される<ref>金融の基礎知識 [http://www.kinrifun.jp/kinyuu-005.html 利害相反回避と銀行の健全性確保のための銀証分離] 2014年9月閲覧{{リンク切れ|date=2017年9月}}</ref>。これらが理由となり、銀行やその子会社は、その銀行業務と証券業務を分離することがある。一方、[[手形交換所#手形交換制度|国際決済機関]]のある欧米では、銀行と証券会社が一体となったユニバーサル・バンクが一般的である。
*証券会社が行う株式の引受業務は、銀行の融資業務と比べて[[リスク]]が高い。銀行がそのリスクの高い事業を行うと、銀行に多額の損失が生じる可能性が高まる。銀行が破綻すれば、預金者へ払い戻せなくなったり、公的資金の注入が必要になったりする。
*銀行が資金を貸し付けた企業の財務状態が悪化すると、その企業に債券などを発行させ、銀行は融資資金を回収しようとする。これは銀行から投資家へ損失のリスクが移転されることになる。