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[[画像:Giotto - Sankt Franciskus stigmatisering.jpg|thumb|聖痕を受ける[[アッシジのフランチェスコ|アッシジの聖フランチェスコ]]([[ジョット・ディ・ボンドーネ|ジョット]])]]
'''聖痕'''(せいこん)は、[[イエス・キリスト]]が[[キリストの磔刑|磔刑]]となった際についたとされる傷、また何らかの科学的に説明できない力によって信者らの身体に現れるとされる類似の傷をいう。これらは'''スティグマータ'''(ラテン語:{{Lang-la|'''stigmata'''}})とも呼ばれ、[[カトリック教会]]では[[奇跡]]の顕現と見なされている。
 
[[新約聖書]]の[[ガラテヤの信徒への手紙]]6章17節において、[[パウロ|聖パウロ]]は聖痕を「イエスの焼印」と呼んでいる。聖痕は、キリストの[[受難]]において釘を打たれた左右の手足と、[[聖槍|ロンギヌスの槍]]によって刺された脇腹の5箇所に現れるとするのが一般的であるが、キリストがかぶせられた荊冠に由来するとされる額の傷や、十字架を背負った際についたとされる背中の傷、血を含んだ涙や汗なども含まれる。