「共通外交・安全保障政策」の版間の差分
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欧州委員会はその外交・安全保障政策に加えて、国際組織においてより大きな代表権を有している。国際組織における代表は欧州委員会の対外関係担当委員が共通外交・安全保障政策上級代表とともに務めていたが、2009年12月からは欧州委員会副委員長を兼務する外務・安全保障政策上級代表に一本化されている。[[国際連合]]では、欧州連合は多大な貢献があることから人道支援などの分野において影響力を持っている<ref name="EUObserver UN Seat">{{Cite web|last=Spongenberg|first=Helena|date=2006-10-03|url=http://euobserver.com/9/22553|title=EU heading for single UN seat, UN official says|publisher=EUobserver.com|language=英語|accessdate=2010-03-13}}</ref>。また[[主要国首脳会議]]では[[欧州委員会委員長]]と欧州理事会議長が出席しており<ref>{{Cite web|url=http://www.deljpn.ec.europa.eu/modules/world/g8/|title=EUとG8サミット|publisher=駐日欧州連合代表部|language=日本語|accessdate=2010-03-13}}</ref>、[[世界貿易機関]]には欧州委員会の[[欧州委員会通商担当委員|通商担当委員]]が欧州連合の代表となっている<ref>{{Cite web|url=http://ec.europa.eu/trade/creating-opportunities/eu-and-wto/index_en.htm|title=Trade: EU and WTO|publisher=European Commission|language=英語|accessdate=2010-03-13}}</ref>。
欧州連合の影響力は[[欧州連合の拡大|連合の拡大]]においても見ることができる。欧州連合に加盟することによる潜在的利益は加盟基準を満たそうとする国において政治や経済での改革の刺激という形で現れ、また東ヨーロッパの旧共産圏諸国の改革や安定化に寄与する要因となっているともされている<ref name="Enlargement voice">{{Cite web|url=http://www.europa-eu-un.org/articles/en/article_5597_en.htm|title=Enlargement in the evolution of the EU - Speech by EU Commissioner Rehn|publisher=European Union @ United Nations|language=英語|accessdate=2010-03-13}}</ref>。またほかの国における国内問題に対する影響も[[ソフト・パワー]]とされることが一般的となっている<ref name="Soft Power">{{Cite web|last=Bildt|first=Carl|date=2005-06-01|url=http://www.cer.org.uk/articles/bildt_ft_1june05.html|title=Europe must keep its 'soft power'|publisher=Financial Times|language=英語|accessdate=2010-03-13|archiveurl=https://web.archive.org/web/20070609135542/http://www.cer.org.uk/articles/bildt_ft_1june05.html|archivedate=2007年6月9日|deadlinkdate=2017年9月}}</ref>。
[[アメリカ合衆国]]の[[中央情報局]]も[[ザ・ワールド・ファクトブック]]では、欧州連合が経済的地位の影響力の大きさとひとつの国のような特性を持つものとして認識している。またザ・ワールド・ファクトブックは2005年版から欧州連合をひとつの主体として収録している<ref name="euwfb">{{Cite web|url=http://www.umsl.edu/services/govdocs/wofact2005/index.html|title=The World Factbook 2005|publisher=Central Intelligence Agency|language=英語|accessdate=2010-03-13}}</ref>。
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