「巨泉・前武ゲバゲバ90分!」の版間の差分

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{{基礎情報 テレビ番組
| 番組名 = 巨泉×前武ゲバゲバ90分!
| 画像 = <!-- [[ファイル:|200px]] ※「ファイル:」の後に画像ファイルを貼る。画像サイズの変更は「200px」の数字を変える。 -->
| 画像 =
| 画像説明 =
| ジャンル = [[バラエティ番組]]
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| 外部リンク名 =
| 番組名1 = 第1期
| 放送時間1 = [[火曜日|火曜]] 20:00 - 21:26
| 放送分1 = 86
| 放送枠1 =
| 放送期間1 = [[1969年]][[10月7日]] - [[1970年]][[3月31日]]
| 放送回数1 =
| 番組名2 = 第2期
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| 放送分2 = 86
| 放送枠2 =
| 放送期間2 = 1970年[[10月6日]] - [[1971年]][[3月30日]]
| 放送回数2 =
| 特記事項 =
}}
『'''巨泉×前武ゲバゲバ90分!'''』(きょせん・まえたけゲバゲバきゅうじゅっぷん)は、[[1969年]][[10月7日]]から[[1970年]][[3月31日]]、および1970年[[10月6日]]から[[1971年]][[3月30日]]まで[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]系列局で放送されていた日本テレビ製作の[[バラエティ番組]]である。
 
== 解説 ==
[[放送作家]]出身者である[[大橋巨泉]]と[[前田武彦]]の掛け合いで進行する[[生放送]]パートと、事前収録したショート[[コント]]のパートで構成。録画撮影によるナンセンスなショートコントを、[[アイキャッチ]]で挟んで矢継ぎ早に繋いでいく演出手法を採っていた。番組自体は、当時アメリカ[[NBC]]で放送されていたコント番組『{{日本語版にない記事リンク|ラフ・イン|en|Rowan & Martin's Laugh-In}}』をモデルにしている。[[ハナ肇]]の「[[アッと驚く為五郎]]」や巨泉の「うーしししし」は流行語にもなった。
 
毎回150本とも言われた多くのショートコントを繋いでいくという演出手法は、「大人は[[コマーシャルメッセージ|コマーシャル]]の時間になるとトイレに行くが、子供は逆にコマーシャルの時にテレビの前に来る。なら本編はコマーシャルのような流れにすればいい」と言う考えによるものだった<ref name="yume3">{{Cite book |和書 |author=日本テレビ50年史編集室 |title=テレビ夢50年 番組編・3(1971 -3 (1971-1980 ) |publisher=日本テレビ50年史編集室放送網 編)p.|year=2004 |page=3}}</ref>。
 
予算をふんだんに掛け、制作時間をたっぷり取り、収録中に一度でもNGを出したネタは二度と収録しないといった、豪華な造りであった。放送作家陣が作り上げるネタの台本は、ディレクターの一人である[[齋藤太朗]]によれば「通常の番組の台本がB5版のところ、『ゲバゲバ』の台本はB4版で3センチぐらいの厚さだった」という<ref name="p187">{{Cite book |和書 |author=齋藤太朗 |title=ディレクターにズームイン!! |publisher=日本テレビ |year=2000 |page=187}}</ref>。当然ボツになったネタも膨大な量に上り、齋藤は「1回分のボツ原稿を積み上げると1メートルぐらいになった」と語っている<ref name="p187" />。
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プロデューサーの[[井原高忠]]はあまりの手間のかかりように「あんな番組はバカバカしくて俺達が若返らない限り誰もやろうとする奴はいないだろう」と後に述べている。ディレクターの齋藤も当時の井原の様子を「サブコン([[副調整室]])で[[グルコース|ブドウ糖]]を打ちながら、酸素ボンベを脇において、酸素を吸いながらやってた」「(スタッフへの指示のため)とにかくしゃべり続けてないといけないから、酸欠になっちゃうのだ」と回想しているところからも<ref name="p188" />、その過酷さがうかがえる。
 
放送3回目となる1969年10月21日放送分では、生放送部分に[[新宿駅]]前で[[全日本学生自治会総連合|全学連]]が[[デモ行進]]する模様([[10.21国際反戦デー闘争 (1969年)]])を挿入し、スタジオの巨泉・前武と[[小田急百貨店]]屋上からリポートする[[久保晴生]](当時日本テレビアナウンサー)との掛け合いも放送された。
 
この番組の後、『'''[[ゲバゲバ一座のちょんまげ90分!]]'''』というタイトルに変更し、内容を時代劇風にアレンジした番組が作られている。さらに、[[1982年]][[3月30日]]にリバイバル作品『'''[[ゲバゲバ90分!+30]]'''』が製作された。また、この間の[[1976年]][[4月29日]]には、日本の当時のアイドル歌手・[[野口五郎]]と、アメリカの操り人形「[[マペット]]」による特別版『'''[[輝け!五郎・マペット ゲバゲバ90分!]]'''』が、同局の『[[木曜スペシャル]]』で放送された。
 
この番組はナイターオフ編成の番組で、[[次の瞬間、熱くなれ。THE BASEBALL|プロ野球ナイター中継]]がある時期には放送されなかった。その間は代わりに、ギャグの部分だけを選り抜いた[[再放送]]番組『'''巨泉×前武ゲバゲバ30分!'''』(1970年4月 - 1970年9月、日曜 14:00 - 14:30)と『'''巨泉×前武ゲバゲバ60分!'''』(1971年4月 - 1971年9月、日曜 12:15 - 13:15)が日曜の昼下がりに放送されていた。双方ともタイトルに「巨泉×前武」を冠しているが、大橋巨泉と前田武彦による司会パートは無い。このうち『ゲバゲバ60分!』は、[[神奈川県]][[横浜市]]にある[[放送ライブラリー]]で1本分が公開されている。
 
== タイトルの由来 ==
「ゲバゲバ」は[[小林信彦]]が命名。「ゲバゲバ」の「ゲバ」は、当時の[[学生運動]]などで国家権力に対する実力闘争を表す言葉として多用された[[ゲバルト]]([[ドイツ語|独]]:{{Lang|-de|Gewalt}}、暴力)に由来する。当時既に低予算・タレント任せの安易な企画で粗製濫造されていたテレビバラエティ番組に対する警鐘として「ゲバルト」を用いた。
 
ただし、本番組開始に先立つ[[って1969年]]4月に[[若松孝二]]『処女ゲバゲバ』が公開されている。こちらの題名は[[大島渚]]によって命名された<ref>{{Cite book |和書 |title=映画100物語: 日本映画篇 1921-1995 |publisher=[[読売新聞社]] |year=1995 |page=161}}</ref>。
 
== 出演者 ==
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* [[ダイコク|ダイコクドラッグ]]の店内BGM。ただし、メロディが若干異なる。
 
== ネット放送局 ==
* [[日本テレビ放送網|日本テレビ]](制 - 製作局
* [[札幌テレビ放送|札幌テレビ]]
* [[名古屋テレビ放送|名古屋テレビ]](現:メ〜テレ。 - 当時は日本テレビ系と[[テレビ朝日|NETテレビ]]系の[[クロスネット]]局。
* [[讀賣テレビ放送|よみうりテレビ]]
* [[福岡放送]]
* [[広島ホームテレビ]] - 番組放送当時、[[広島テレビ放送|広島テレビ]]当時は日本テレビ系と[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系のクロスネット局)の編成からあぶれた日テレ系番組もネットされていた
 
== DVD-BOX ==
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{{前後番組
| 表スタイル = width:54em; margin:1em auto; font-size:smaller
| 放送局 = [[日本テレビ放送網|日本テレビ]]系列
| 放送枠 = [[火曜日|火曜]]20:00 - 21:26
| 番組名 = 巨泉×前武ゲバゲバ90分! (第1期)<br />(1969年10月7日 - 1970年3月31日
| 前番組 = [[セブンティーン -17才-]]<br />(1969年7月29日 - 1969年9月30日)<br />※20:00 - 20:56<hr />[[NNNニューススポット|ニューススポット]]<br />(1968年4月 - 1969年9月)<br />※20:56 - 21:00、30分繰り下げて継続<br />【火曜21:26枠へ移動】<hr />[[夜の笑待席]]<br />(1969年4月1日 - 1969年9月30日)<br />※21:00 - 21:30
| 次番組 = [[0011ナポレオン・ソロ|新ナポレオン・ソロ90分]]<br />(1970年4月9日 - 1970年9月29日)
| 2番組名 = 巨泉×前武ゲバゲバ90分! (第2期)<br />(1970年10月6日 - 1971年3月30日
| 2前番組 = 新ナポレオン・ソロ90分<br />(1970年4月9日 - 1970年9月29日)
| 2次番組 = [[火曜スペシャル]](第1期)<br />(1971年4月6日 - 1971年9月28日
}}
{{前後番組
| 表スタイル = width:54em; margin:1em auto; font-size:smaller
| 放送局 = 日本テレビ
| 放送枠 = 日曜14時台前半:00
| 番組名 = 巨泉×前武ゲバゲバ30分!<br />(1970年4月 - 1970年9月)
| 前番組 = [[爆笑漫才大学]]<br />(1970年1月11日 - 1970年2月22日)<br />※13:15 - 14:00<hr />海外ショー番組<br />※14:00 - 不明
| 次番組 = [[TVジョッキー|コント55号とTVジョッキー<br />↓<br />TVジョッキー わんわんふぁいぶ<br />↓<br />TVジョッキー日曜大行進]]<br />(1970年10月 - 1973年3月)<br />※13:15 - 14:15<hr />[[オジャマしまァーす]]<br />(1970年10月4日 - 1970年10月25日)<br />※14:15 - 14:30
| 2放送局 = 日本テレビ
| 2放送枠 = 日曜12:15 - 12:45
| 2番組名 = 巨泉×前武ゲバゲバ60分!<br />(1971年4月 - 1971年9月)
| 2前番組 = [[世界の大サーカス]]
| 2次番組 = [[タイガーマスク]]<br />※2【2話分を再放送
}}
{{大橋巨泉}}