「トヨタ・セリカ」の版間の差分

加筆。
m (ノートに寄稿するかコメントアウトが適切な情報と思われたので一旦削除)
(加筆。)
[[1993年]]10月に発表された6代目のセリカは、より一層高められたスポーツ性を特徴とした。全モデル3ナンバーサイズとなったシャシーは新しい設計で剛性が向上、カリーナEDと[[トヨタ・コロナEXiV|コロナ・エクシヴ]]と共用される。重量は逆に20kg程度軽量化(ST205,ST185前期型比)されている。まずはNAモデルが先行発売され、ラインナップはハイメカツインカム3S-FE(140ps)搭載のSS-Iと、スポーティツインカム3S-GE(MT:180ps/AT:170ps)搭載のSS-IIの2グレードが発売された。また、SS-IIにはセリカとしては初採用の[[スーパーストラットサスペンション]]装着モデルも用意された。スーパーストラットモデルのMT車にはビスカスLSDが搭載され、オプションでスポーツ[[アンチロック・ブレーキ・システム|ABS]]も選択可能とし、更なるスポーツドライビングを実現した。2ドアクーペも用意され、アメリカやカナダ等の北米地域(アメリカ自治領含む)で販売された。
 
[[1994年]]2月には、新しい[[WRC]]ホモロゲーションモデルのGT-FOUR(ST205型)が登場。搭載される[[DOHC|ツインカム]][[ターボ]]3S-GTEはレーザークラッドバルブシートや、[[インジェクター]]容量の拡大(430cc→540cc)、メタル[[ガスケット]]の採用、Dジェトロ燃料供給方式や[[水冷]]式[[インタークーラー]]などにより255psとなった。駆動方式は先代同様フルタイム[[4WD]]だが、[[スーパーストラットサスペンション]]を装着し[[ブレーキ]]も対向4ポット(前)、対向2ポット(後)の[[アルミニウム|アルミ]][[ブレーキキャリパー|キャリパー]]4輪ベンチレーテッドディスクとなり制動力も向上した。また、大型リヤスポイラーやフードエアスクープ、ウォータースプレー、ミスファイアリングシステムなどを装備した'''WRC仕様車'''という、国内限定2,100台販売の限定車が用意された(『90年代国産車のすべて』三栄書房 98頁参照)。このGT-FOURは、TTEの[[オベ・アンダーソン]]監督の意見を取り入れて造られていた。
 
==== WRC参戦 ====
WRCでは1994年の[[ラリー・フィンランド|1000湖ラリー]]から参戦予定だったが、直前になっても車両の開発状況が思わしくなかった。特にスーパーストラットサスによるハンドリングチューンは難航し、結局[[ラリー・オーストラリア]]でのデビューとなる。しかし、重い車体と決まらないハンドリングにチームとドライバーは悩まされ続け、WRCの勝利は[[1995年]]の[[ツール・ド・コルス]]のみ。更に同年の[[ラリー・カタルーニャ]]で、[[リストリクター]]に車両規定に違反する細工が施されていたことが発覚。これはターボの負圧でリストリクターがスライドし、その隙間から多量の吸気を得られるというものであった。結果、この年の全ポイント剥奪およびWRCへの1年間の出場禁止処分が[[国際自動車連盟|FIA]]によって下され、ST205型の活躍は2年足らずで終了。結果としてセリカのWRCの歴史にも幕を閉じることとなった。
 
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