「スズメバチ」の版間の差分
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== 天敵、捕食者および競合者 ==
本種に寄生する生物として[[菌類]]、[[線虫]]<ref>スズメバチ女王を不妊化させる線虫が発見された。[http://www.ffpri.affrc.go.jp/labs/kouho/Press-release/2007/killerbee20070405.html スズメバチの女王を不妊化する寄生線虫を世界で初めて発見](独立行政法人 森林総合研究所)</ref>などがある。[[生活史]]を通してみると、[[捕食寄生]]者が多い昆虫には珍しい[[寄生虫]]である[[ネジレバネ]]([[スズメバチネジレバネ]])等がある。ネジレバネに寄生された働きバチはやや長生きして冬を越すようになり、むしろネジレバネに合わせた生活史をとるようになる<ref name=naka/>。
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幼虫の捕食寄生者としては[[カギバラバチ|カギバラバチ科]]のハチが挙げられる。カギバラバチは葉に卵を産み、それを蛾などの幼虫が食べ、さらにそれがスズメバチの巣に持ち帰られて幼虫のエサとなり、寄生が始まる<ref name=naka/>。[[オオハナノミ|オオハナノミ科]]の[[甲虫]]にもこの習性がある。
スズメバチ類の巣にはしばしば[[ハナアブ|ベッコウハナアブ類]]の幼虫が寄生し、営巣盛期には排泄物や巣の下部<!--巣の直下なのか巣内の下方なのか-->に廃棄された成虫や幼虫の死体を摂食している。これが、晩秋の巣の衰退期になると巣の上部に侵入し、生きた幼虫をも捕食し成長する。また、朽木の中に越冬室を掘って冬眠中の新女王蜂は、しばしば[[コメツキムシ|コメツキムシ科]]の甲虫の幼虫によって捕食される。アリもまた天敵であり、特に営巣初期で
[[メイガ]]の仲間([[メイガ科]][[シマメイガ亜科]])のうち,[[ギンモンシマメイガ]] [[w:Pyralis regalis|Pyralis regalis]] と[[モモイロシマメイガ]] [[w:Hypsopygia mauritialis|Hypsopygia mauritialis]] がスズメバチの巣に寄生する。
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