「ターミネーターシリーズ」の版間の差分

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ハルシオンの破産により、「ターミネーター」シリーズの映画化権が競売に出され、米ヘッジファンドのパシフィコアが2,950万ドルで落札した。これにより、「ターミネーター5」制作にはパフィシコアへ高額な支払いが発生するようになった<ref>[http://eiga.com/news/20110428/16/ シュワルツェネッガー「ターミネーター5」出演で争奪戦激化] 映画ドットコム、2011年4月28日</ref>。
 
2011年4月、アーノルド・シュワルツェネッガーが加わる米国最大手のタレントエージェンシーCAA(クリエイティブ・アーティスト・エージェンシー)が『ターミネーター5』の映画化のプロモーションを各映画スタジオに対して行った。この時点では、CAAと契約している[[ジャスティン・リン]]が監督を務めることが含まれたパッケージ企画であることはアナウンスされていたが、脚本については決まっていなかった<ref>[http://www.cinematoday.jp/page/N0032009 シュワちゃんの『ターミネーター』が再起動!『ワイルド・スピード』ジャスティン・リンが監督で映画製作スタジオ募集中]シネマトゥデイ、2011年4月27日</ref>。また、カリフォルニア州知事を退任したシュワルツェネッガーが俳優復帰を宣言し、『ターミネーター』シリーズへの復帰を希望しているため、『ターミネーター5』へ出演するという報道もされていた。当初は2012年撮影開始、2014年公開の予定であった。ところが、2011年9月、ジャスティン・リンが『[[ワイルド・スピード]]』シリーズ第6弾の製作を優先させるため、『ターミネーター5』のクラインクインが遅れることが発表された。続編を2部作として製作する計画で、この時点でも脚本家も決まっていなかった。『ターミネーター』に関連する権利のいくつかは、2019年にクリエイターである[[ジェームズ・キャメロン]]監督に戻ることになっているため、別の監督を起用して早急に製作に入る可能性があるとされていた。
 
2013年にシュワルツェネッガー本人が、2014年初頭に『ターミネーター5』がクランクインする予定であることを発表したが、実際には続編ではなく[[リブート]]であり、2015年に『[[ターミネーター:新起動/ジェニシス]]』として公開された。『ターミネーター:新起動/ジェニシス』は当初三部作の予定であったが、アメリカ国内の批評と興行が振るわず、[[パラマウント]]が続編の製作を中止していた。しかし2017年にシュワルツェネッガーがインタビューで「パラマウント以外でやりたいスタジオはほかに15社もあり、『ターミネーター』シリーズが終わったということにはならない」「ほかのスタジオと交渉している段階」とコメントした。またジェームズ・キャメロンがシュワルツネッガーを[[T-800]]と人間の役で起用した『ターミネーター』新3部作を計画中であることをインタビューで明かした。現在『ターミネーター:新起動/ジェニシス』のプロデューサーの[[デビッド・エリソン]]が権利を保持しており、2019年にキャメロン監督に権利が戻るため2人は新3部作を共同で手がける調整をしているという。ただし、キャメロン監督は『[[アバター]]』の続編4作品の撮影を控えているためターミネーター新3部作にはプロデューサーと脚本家として携わることになった。キャメロンが正式にターミネーターシリーズに携わるのは、1996年の[[ユニバーサルスタジオ]]のアトラクション『ターミネーター2:3D』以来である。デビッド・エリソンの製作スタジオとパラマウントが共同で映画製作にあたる契約を4年間延長したため、再びパラマウントが製作することになった。監督は[[ティム・ミラー]]が務め2018年3月に撮影、2019年7月26日に公開予定。この作品には[[リンダ・ハミルトン]]が再登場することになり、キャメロンは50代以上のアクションをこなす俳優は多いがその年代のアクション女優がおらず、リンダにお手本になってほしいためと説明した。またこの作品は『ターミネーター2』の続編になり、『ターミネーター3』以降のキャメロンが関わっていないシリーズ3作品は無視されて制作されるということをキャメロンが語った。ただし、『ターミネーター2』以降のシリーズ作品を無視しようと主張したのはキャメロンではなくティムであり、キャメロンは新作の方向性についてこれといった考えを持たずプロジェクトに参加し、シリーズを作り替え、21世紀に合った作品にしなくてはならないということを主張したと語っている。
 
== 脚注 ==