「ゴジラvsキングギドラ」の版間の差分

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* カメラマン<ref name="TOHO_MOOK" />:[[森末慎二]]
* 国立超科学研究センター所員:[[風見しんご]]
* 新堂の秘書:[[吉満寛人|吉満涼太]]
* 防衛庁長官:[[佐原健二]]
* 航空幕僚長(高岡冬樹{{refnest|name = "DENGEKI"|group = "注"|役名は小道具の名札に記載<ref>{{Harvnb|平成ゴジラパーフェクション|2012}} p.146「平成ゴジラバーニング・コラム」。</ref>。}}):[[黒部進]]
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前作に引き続き脚本と監督には[[大森一樹]]が起用され、[[特撮監督|特技監督]]には[[川北紘一]]。
 
今回の目玉は音楽。前々作、前作ではシリーズ刷新の意味合いも込めて当時の人気作曲家が映画音楽を担当したが、「やはり最も有名なテーマを超えるものを造るのは難しいので、やってもらおう」という意向から<ref>東宝SF特撮シリーズSPECIAL EDITION『ゴジラ FINAL WARS』CD-ROM付き特別プログラム より</ref>、本作では『[[メカゴジラの逆襲]]』以来16年ぶりに音楽を[[伊福部昭]]が担当した。ゴジラのテーマ曲が前面に押し出されたほか、キングギドラのテーマ曲や『[[宇宙大戦争]]』『[[キングコング対ゴジラ]]』『[[怪獣総進撃]]』で用いられた旋律が伊福部自らによる編曲を経て再び用いられている。例外的に、戦闘機がキングギドラを追撃するシーンで、前作同様にアルバム『OSTINATO』から「ラドン追撃せよ」が流用された<ref>{{Cite web |url = http://www.thm-store.jp/cnts/st01.html |title = サウンドトラック>ゴジラ |publisher = 東宝ミュージック |accessdate = 2015-09-18 }} ゴジラ・サウンドトラック・パーフェクトコレクション BOX4, BOX5</ref> が、これは監督の意図が自衛隊主体のシーンだったのに対して伊福部がギドラの主題を用意していたため、新たに作曲し直す時間がなかったことによる。また、伊福部は引き受ける条件として当時すでに廃れていた「撮影所でフィルムを上映しながら録音する」という方法を要望し<ref>{{Cite journal |和書|date=2005-05-01 |journal=[[宇宙船 (雑誌)|宇宙船]] |volume=Vol.118 |issue=(2005年5月号) |publisher=[[朝日ソノラマ]] |page=81 |title=ゴジラ映画の音楽 その3 |id=雑誌コード:01843-05 }}</ref>、大型ステージを貸しきってオーケストラの録音を再度実行するという、非常に手間のかかるレコーディング作業が行われた。
 
=== 配役 ===
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* この映画に関しては、予想以上のヒットであったらしく、公開後にも新たな宣伝が行われ、前述のテレビのキングギドラの都市破壊シーンをメインにしたCMの他に新聞に掲載された、寺沢とエミーが銃を構える、怪獣映画には珍しい人間がメインのSF映画風の広告(モノクロ)も作られた。
* 写真ポスターのゴジラとキングギドラの瞳は色が暗かったので描き加えられている。もともとはゴジラの生物感を出すために前作から引き続いて、白目が分かりにくくなっていたが、それがきっかけとなり次作以降のゴジラは[[虹彩]]が明るく、瞳が分かりやすいように造形されるようになった。
* 本作のラゴス島での米軍描写について米国の[[退役軍人]]団体等からクレームがついた<ref>{{Cite book|和書|author = [[ウィリアム・M・ツツイ]]|translator = [[神山京子]] |title = ゴジラとアメリカの半世紀 |pages = {{要ページ番号|date=2015年2月}} |year = 2005 |publisher = [[中央公論新社]] |isbn = 978-4-12-003677-4 }}</ref> ほか、ゴジラ誕生の理由をアメリカの水爆実験と明言している点、さらに当時[[貿易摩擦]]で悪化していた対日感情からアメリカの配給会社も難色を示し、劇場公開されないどころか英語版すら製作されなかった<ref>デビット・キャリシャー「社会的に観たゴジラ映画 -日米を通して-(上)」 『[[福岡市総合図書館]]研究紀要』第4号 [[2004年]]</ref>。本作が米国で公開・ソフト化されたのは1998年になってからである。
 
== 映像ソフト化==
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== 関連グッズ ==
; ゴジラ怪獣軍団
: ゴジラシリーズの歴代怪獣をディフォルメしたミニフィギュア。全20種類に各7色のカラーバリエーションが存在する<ref name ="パーフェク34">{{Harvnb|平成ゴジラパーフェクション|2012}} p.34 「Memories of ゴジラVSキングギドラ」。</ref>。
: 入場者プレゼントとして配布されたほか、劇場内の[[カプセルトイ|カプセル自動販売機]]でも販売された<ref name ="パーフェク34" />。
: 入場者プレゼントに封入された当たり券が出ると「秘密のビッグプレゼント」としてクリスタルバージョン(5体セット)がプレゼントされた<ref name ="パーフェク34" />。
 
== 脚注 ==