「亡国のイージス」の版間の差分
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; 仙石恒史(せんごく ひさし)
:演:[[真田広之]]
:[[海上自衛隊]][[ミサイル護衛艦]]「いそかぜ」
:東京の下町出身。高卒で
:海自初のミサイル護衛艦「[[あまつかぜ (護衛艦)|あまつかぜ]]」乗組員出身で艦載ミサイルの専門家だったが、イージスシステム及び[[VLS]]を搭載した[[こんごう型護衛艦]]の配備以降は技術革新から取り残されていた。
:「いそかぜ」がミニ・イージス艦化されたためミサイル班長ながら新装備の運用からは外され、若い海士の取り扱いにも悩まされ、また家庭においても
:映画版では妻は既に他界している他、娘の年齢や自らの体型も異なる。配属も「いそかぜ」の設定変更もあってVLSと設定され原作での鬱屈や懊悩は見られない。
; 宮津弘隆(みやつ ひろたか)
:演:[[寺尾聰]]
:海上自衛隊ミサイル護衛艦「いそかぜ」
:神奈川県出身。父親も[[大日本帝国海軍]]から戦後は海上自衛隊の技術幹部となり、父に憧れて自衛官を志す。人望に厚く、同級生・先輩後輩・同僚に彼を慕う者は多い。部内幹部を目指す海曹を対象に、勉強会「宮津学校」を主催していたことがあり、人脈も豊かである。
:妻と防大生の息子:隆史に恵まれていたが、隆史の「事故死」に強いショックを受けたところにホ・ヨンファが現れ、関わりを持つ。冷徹になろうとするも、ここ一番で冷徹になりきれない。初任幹部時代に仙石と出会っていて、中学生時代の如月とも縁があるらしい描写が見られる。
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:少年時代に母が自殺し、放蕩者の父に引き取られる。慕っていた祖父を父に殺された復讐として父を殺害するが、直後にDAISに服役免除を条件にスカウトされ、組織の一員として行動することになる。寡黙で、訓練の成果もあるが感情を押し殺している。天才的な[[絵]]の才覚を持っている。
:映画では、親子三人で暮らしていたが母の自殺がきっかけで父親を殺害したと、設定変更された。
=== 「いそかぜ」関係者 ===
; 竹中勇(たけなか いさむ)
:演:[[吉田栄作]]
:海上自衛隊ミサイル護衛艦「いそかぜ」副長兼船務長(映画では船務長のみ)。[[三等海佐]]。他の主要幹部達と違い、[[防衛大学校|防大]]出身ではなく一般大学から[[海上自衛隊幹部候補生学校]]に入隊。「有事法制研究会」メンバーだったが、高い能力から左遷を免れ「いそかぜ」に残った古参(着任3年目)の幹部である。A幹内の防大出身者と一般代出身者の待遇差に潜在的な不満を持っている。
:いわゆる「ムードメーカー」として描かれている一方で、自分の本心や本来の感情をどこか押し殺しているように見える場面も多い。明るく穏やかかつ誠実な人柄で、下士官からも好かれる
:叛乱以後も、船乗りとしての正常な感性を維持していたことでヨンファと、そして宮津とも対立。叛乱を裏切ったことが露見すると、ヨンファを負傷させるが、逆に致命傷を負い、宮津に止めを刺される。
;杉浦丈司(すぎうら たけし)
:演:[[豊原功補]]
:海上自衛隊ミサイル護衛艦「いそかぜ」
:竹中とは逆に、規律に厳しく融通の利かない「嫌われ者」として描かれている。父親に憧れて防大を経て海上自衛隊に入隊するが、エリート意識も強く現場叩き上げの海曹士が幹部に上申(リコメンド)する慣習に不満を抱き、「有事法制研究会」の活動にのめり込む。周囲の人間に関心が無く、無意識のうちに社会との関わりを閉ざしていた。戦闘の中で仙石と遭遇し虚脱し改心するが、如月に殺される。
:映画では積極的にヨンファたちに協力しながらも葛藤する姿が描かれた。
;横田利一
:海上自衛隊ミサイル護衛艦「いそかぜ」
:仙石とは交流が少なかった。叛乱の終盤、舵輪を握ったまま死亡する。
;酒井宏之
:海上自衛隊ミサイル護衛艦「いそかぜ」
:さえない幹部の典型と描写されたが、叛乱の終結にあたって冷静に振る舞う。
; 風間雄大(かざま ゆうだい)
:演:[[谷原章介]]
:海上自衛隊ミサイル護衛艦「いそかぜ」[[砲雷科]][[水雷士]]。[[三等海尉]]。防衛大出身の初任幹部。
:茨城県出身。優等生であるが、その分エリート意識が強く、小心者で頭でっかちの
:叛乱にあたって気持ちが高揚していたが、終盤ではヒステリックに銃を乱射する。仙石に銃を取り上げられると、子供にかえったように号泣する。如月の治療を通じて生命の尊さを実体感し、人の生命を奪う叛乱に加わったことを後悔すると、同期の初任幹部たちを一喝し、退艦を決意させる。
;若狭祥司
:海上自衛隊ミサイル護衛艦「いそかぜ」
:「いそかぜ」に戻った仙石から乗組員を託されるが、潜水艦「せとしお」に最初に救助されることを潔しとしなかった。その後、作戦計画立案のため、渥美から仙石の情報を聞かれる。事件後は「[[はるゆき (護衛艦)|はるゆき]]」に異動する。
; 田所祐作(たどころ ゆうさく)
:演:[[斉藤陽一郎]]
:海上自衛隊ミサイル護衛艦「いそかぜ」第一分隊砲雷科[[海士長]]。
:
:映画では主人公やストーリーそのものへの絡みが少なくなっており、既婚者で
;菊政克美(きくまさ かつみ)
:演:[[森岡龍]]
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;衣笠秀明(きぬがさ ひであき
:演:[[橋爪淳]]
:海上自衛隊
:隆史の死に際し、宮津が海上勤務から離れそうになった時、上司越しに直接人事に直談判しており、また、訓練航海においても「うらかぜ」を座乗艦に選んで宮津の負担を減らす等、恩人といえる存在。ただし、宮津はその恩を仇で返すことなる。阿久津とは馬があい、良好な関係だった。「うらかぜ」沈没に際し、宮津の暴挙を止めるよう阿久津に頼んで、艦と命運を共にする。
; 阿久津徹男(あくつ てつお)
:演:[[矢島健一]]
:海上自衛隊ミサイル護衛艦「うらかぜ」艦長。[[二等海佐]]。
:宮津の3
:映画版ではストーリーへの絡みは少ない。
;吉井真人
:海上自衛隊[[第1護衛隊群]]
;安藤亮二
:[[航空自衛隊]][[百里基地]][[第7航空団]][[第204飛行隊]]所属[[三等空佐]]。
; 宗像良昭(むなかた よしあき)
:演:[[真木蔵人]]
:
:[[F-15J (航空機)|F-15Jイーグル]]の操縦士。「いそかぜ」事件発生直後に上司(安藤[[三等空佐]])と共に「いそかぜ」攻撃命令を受け、同艦に攻撃をしかけるも「いそかぜ」の反撃で上官の安藤を失う。その後、仇討ちの機会を与えられ特殊焼夷弾([[テルミット・プラス]])を搭載した[[ミサイル]]による「いそかぜ」撃沈の命令を受け、再出撃する。
:映画では飛行班長で彼の上司にあたる安藤[[三等空佐]]は登場しておらず、[[三沢飛行場|三沢基地]]に所属しており、搭乗機は[[F-2 (航空機)|F-2]]に変更されている。また、宗像役の真木蔵人は、映画の撮影に際し本物の[[パイロット (航空)|パイロット]]から行為の指導を受けている。
;武石誠
:海上自衛隊
;沢口博
:海上自衛隊[[海上幕僚監部]]人事部課長。眼鏡面の中年で、身体的理由から艦艇勤務を外れて久しい。
;木島祐孝
:[[統合幕僚会議議長]]。
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:旧[[華族]]の家系出身で、東大法学部卒業後、実家の反対を押し切って「二流官庁」である防衛庁に入庁。宮津による「いそかぜ」叛乱を早くから察知し、様々な作戦を繰り出す。仙石が戦っていることを知り、何とか助けてやりたいと思っている。潔癖な性格で、自分の仕事と性格の不一致に嫌気が差している。
;野田 輝夫
:[[防衛庁情報局]]の局長。大半が[[防衛庁]]の正規職員出身者で占める局の中で、数少ない
;梶良巳
:防衛庁情報局 対テロ特殊要撃部隊「920SOF」隊長。[[一等陸尉]]。
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:防衛庁情報局 対テロ特殊要撃部隊「920SOF」隊員。[[三等陸曹]]。
;805
:沢口博を監視していた男性局員。持病の
;645
:『ネスト』のひとつD(デルタ)を監視ししていた女性局員。他のネストと異なり唯一の女性であるDの監視は、彼女にしかできなかった。CIA局員と新婚旅行を装って、オセアニア航空202便に搭乗し、事故に巻き込まれる。
=== 政治家・官僚等 ===
;菅原裕二
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:[[内閣安全保障室]]長。
;瀬戸和馬
:[[内閣情報調査室
; 梶本幸一郎(かじもと こういちろう)
:演:[[原田芳雄]]
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:いわゆる「数で転ぶ政治屋」なところを随所に見せ、最初は諦めて捨てようとする。しかし、渥美の説得や「いそかぜ」内部における様々なドラマが、彼の気持ちや考え方を変化させていく。
:小説『[[川の深さは]]』には、同一人物と思われる梶本という官房長官が登場している。
=== 工作員 ===
;ホ・ヨンファ(許 英和)
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:演:[[チェ・ミンソ]]
:北朝鮮工作員([[浸透員]])の1人。本編において、1つの鍵を握る人物でもある。[[黄海北道]]の農場出身だが、非嫡出子のため迫害されて育つ。幼い頃に[[平壌]]のリン・ミンギに引き取られ、浸透員として教育される。
:ヨンファの義兄妹であり、女性としては類稀な体力・戦闘技術を持つ。対南浸透作戦時に[[韓国]]側の
:GUSOH(格納容器の通称から『ネスト』と呼ばれる)を米軍から強奪し、1年近く地下に潜伏した後、Dとして逃亡。オセアニア航空
:映画では傷が確認でき、ヨンファとも血のつながった兄妹の設定。
;ドンチョル少尉
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}}
[[防衛庁]]・[[海上自衛隊]]・[[航空自衛隊]]協力の下、[[2005年]][[7月30日]]に公開。興行収入は21億円。日本での公開の後、[[台湾]]でも[[2005年]][[11月26日]]から「亡國神盾艦」の名で劇場公開された。
==== 映画版あらすじ ====▼
[[File:US Navy 050609-N-5384B-007 The Japanese Maritime Self Defense (JDS) ship JDS Myoko (DDG 175), foreground, sails in formation along with the USS Shiloh guided missile cruiser (CG 67).jpg|thumb|200px|「いそかぜ」を演じた、実在の「[[みょうこう (護衛艦)|みょうこう]]」]]▼
護衛艦「いそかぜ」の専任伍長:仙石恒史は、多くの若年隊員からの信頼が厚かった。しかし、気に掛けていた如月一士は、訓練海域へ向かう航海の途上、徐々に不審な動きを見せていく。そんな中、如月の異状に気付いた菊政二士が訓練中に事故死。それでも、帰港せず航海を続けることに、仙石は抗議するため艦長室を訪れる。[[由良基地]]から乗艦している海上訓練指導隊(FTG)の溝口三佐や、いそかぜ副長の宮津二佐の説明によれば「北朝鮮の工作員ホ・ヨンファの影響下にある如月が米軍から[[GUSOH]]」を奪い、潜入している」とのことだった。そして、すでに艦長は殺害されていた。▼
その直後、如月が艦内に爆弾を仕掛け立てこもり事件を起こす。説得のため仙石は一人で如月の下に赴く。しかし、彼の説明によれば「溝口こそホ・ヨンファ本人であり、宮津ら幹部もグルである」とのことだった。仙石と入れ替わるようにFTGの隊員に如月は拘束され、溝口は総員離艦を命ずる。曹士隊員はその命令に従うが、FTG隊員と幹部たちは護衛艦に立てこもる。救命ボートからその様子を見た仙石は、「いそかぜ」へ戻ろうとする。叛乱を起こした「いそかぜ」は、静止を試みた護衛艦「うらかぜ」と戦闘の末、「うらかぜ」を撃沈する。▼
GUSOHの照準は東京都心、水深が浅い東京湾では潜水艦の活動は不可能、残留した幹部全員が宮津のシンパであった。内閣総理大臣以下、最高幹部らと宮津は直接会話する。宮津の要求は、GUSOHの存在の公表・宮津の息子である防大生が[[防衛庁情報局]](DAIS)により死亡したことの公表等であった。しかし、最高幹部はDAISの存在を認めず、如月を見殺しにする。如月が殺害されようとした瞬間、潜入した仙石が如月の残した爆発物を作動させ、艦内を混乱させる。その隙に如月は脱出を図る。▼
合流した仙石と如月は徐々に心を通わせつつ、航空自衛隊の[[F-2 (航空機)|F-2]]による[[テルミット・プラス|特殊焼夷弾]]での対艦攻撃が迫る中、阻止限界線までにGUSOH発射を阻止すべく奮闘することとなる。▼
====スタッフ====
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* 「いそかぜ」乗員 - [[松尾諭]]
* その他の出演者 - [[奈良坂篤]]、永妻晃、[[マイク・ハン]]、[[遠藤雅]]、[[矢柴俊博]]、[[桜井聖]]、[[竹本和正]]、[[鳥木元博]]、[[天田暦]]
▲==== 映画版あらすじ ====
▲[[File:US Navy 050609-N-5384B-007 The Japanese Maritime Self Defense (JDS) ship JDS Myoko (DDG 175), foreground, sails in formation along with the USS Shiloh guided missile cruiser (CG 67).jpg|thumb|200px|「いそかぜ」を演じた、実在の「[[みょうこう (護衛艦)|みょうこう]]」]]
▲護衛艦「いそかぜ」の専任伍長:仙石恒史は、多くの若年隊員からの信頼が厚かった。しかし、気に掛けていた如月一士は、訓練海域へ向かう航海の途上、徐々に不審な動きを見せていく。そんな中、如月の異状に気付いた菊政二士が訓練中に事故死。それでも、帰港せず航海を続けることに、仙石は抗議するため艦長室を訪れる。[[由良基地]]から乗艦している海上訓練指導隊(FTG)の溝口三佐や、いそかぜ副長の宮津二佐の説明によれば「北朝鮮の工作員ホ・ヨンファの影響下にある如月が米軍から[[GUSOH]]」を奪い、潜入している」とのことだった。そして、すでに艦長は殺害されていた。
▲その直後、如月が艦内に爆弾を仕掛け立てこもり事件を起こす。説得のため仙石は一人で如月の下に赴く。しかし、彼の説明によれば「溝口こそホ・ヨンファ本人であり、宮津ら幹部もグルである」とのことだった。仙石と入れ替わるようにFTGの隊員に如月は拘束され、溝口は総員離艦を命ずる。曹士隊員はその命令に従うが、FTG隊員と幹部たちは護衛艦に立てこもる。救命ボートからその様子を見た仙石は、「いそかぜ」へ戻ろうとする。叛乱を起こした「いそかぜ」は、静止を試みた護衛艦「うらかぜ」と戦闘の末、「うらかぜ」を撃沈する。
▲GUSOHの照準は東京都心、水深が浅い東京湾では潜水艦の活動は不可能、残留した幹部全員が宮津のシンパであった。内閣総理大臣以下、最高幹部らと宮津は直接会話する。宮津の要求は、GUSOHの存在の公表・宮津の息子である防大生が[[防衛庁情報局]](DAIS)により死亡したことの公表等であった。しかし、最高幹部はDAISの存在を認めず、如月を見殺しにする。如月が殺害されようとした瞬間、潜入した仙石が如月の残した爆発物を作動させ、艦内を混乱させる。その隙に如月は脱出を図る。
▲合流した仙石と如月は徐々に心を通わせつつ、航空自衛隊の[[F-2 (航空機)|F-2]]による[[テルミット・プラス|特殊焼夷弾]]での対艦攻撃が迫る中、阻止限界線までにGUSOH発射を阻止すべく奮闘することとなる。
====映画版の評価====
「[[護衛艦]]の副長が幹部自衛官達を従えて[[日本政府]]に対し叛乱を起す」というアクション・エンターテインメント的な内容ではあるが、一方で「国家としてのありようを見失った日本に、はたして守るに値する価値があるのか?」と、問いかける作品となっている。当作品に限らず福井晴敏の映画化作品は愛国的・反米的な描写が目立つが、決して戦争を賛美するものではなく(むしろ、戦争批判のメッセージさえ込められている)、前述の通り日本という国家のあり方を問いかける主題のものが多い。
映画版が公開された[[2005年]]は[[戦後]]60年の節目の年でもあり、日本の防衛庁が本作を含め『[[ローレライ_(映画)|ローレライ]]』『[[戦国自衛隊1549]]』『[[男たちの大和/YAMATO]]』など、日本の軍備を描いた作品への協力を積極的に行なった。そのこともあってか、[[韓国]]国内では映画版に出演した[[チェ・ミンソ]]に対して「日本の軍拡に繋がる
実写化にあたっては上映時間などの制約上、原作の内容をすべて盛り込めず、前述の問いかけに対する原作終盤の仙石の返答と行動は全て無くなっている。また、原作のハリウッド調のシーンが削除され娯楽色が薄められているほか、その他の重要なエピソードについても一部が原作者自身の判断により削除されている。
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2度目の協力要請の時、同庁広報は再度拒否するつもりだったが、同作品の読者であった[[石破茂]]長官(当時)が再考を促し<ref>今作に限らず石破の映画産業への理解は深く、彼が防衛庁長官在任中は[[テロ]]や[[サイエンス・フィクション|SF]]といった大胆なテーマの作品にも自衛隊の協力が得られた。例えば同年に公開された「[[戦国自衛隊1549]]」なども自衛隊の大規模な協力により撮影されている。2007年11月号「[[日経エンタテインメント!]]」([[日経BP社]])。</ref>、また原作者や映画制作関係者が艦艇部隊や江田島([[幹部候補生学校]]等が所在)などをくり返し見学し、映画の内容修正を行ったこともあって、防衛庁側の協力が実現した<ref>石破茂著『国防』([[新潮社]]、2005年)より</ref>。
====映画版登場兵器====
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; [[SH-60J (航空機)|SH-60J哨戒ヘリコプター]]
: 海上自衛隊の[[対潜哨戒機#哨戒ヘリコプター|哨戒ヘリコプター]]。劇中、小説版で仙石先任伍長を始めとした、「いそかぜ」乗員の救助に出動する[[MH-53 (航空機)|MH-53]]に代わり、出演。
===漫画===
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