「少林サッカー」の版間の差分

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20年ほどが経ち、ハンはサッカー界の絶対的な実力者へとのし上がっていた。いまやハンの雑用係となっていたファンは、ハンの配下のサッカーチームの監督を任されるという話を反故にされてハンに怒る。ハンはファンに、脚が使えなくなったのも八百長に手を染めた欲深さが原因ではないかと嘲笑い、さらに「実は観客が騒ぎを起こしてファンを襲ったのは全部自分が仕掛けた」と真相を話す。
 
自責の念と悔しさで街をうろつくファンは、少林拳の達人で清掃員のシンと出会う。シンはファンに少林拳の効用を説き始める。シンは幼い頃から辛い修行に耐えて武術を修めたが、現代中国の大都市では武術を生かす仕事はないうえに武術以外のことをなにも知らないのでつぶしがきかず、清掃のバイトに身をやつしながら少林拳の普及を夢見ていた。
 
自身の不自由な足を指摘され、一旦はシンの無礼さに怒ったファンだったが、やがてシンがサッカーボールで不良軍団を退治する場面に出くわし、サッカーを勧める。サッカーは少林拳の宣伝に使えるかもと考えたシンはファンと共に修行の歳月をともにした5人の兄弟弟子たちを訪れる。しかし兄弟弟子たちは武術の道を諦めて仕事に追われたり職探しをしており、シンの誘いを断る。だがシンの少林拳普及の熱意とサッカー全国大会の賞金の話に刺激されて全員シンの元へ結集し、ファンの指導下でサッカーチームを組んだ。