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; ビンセント・ロウ(Vincent Law)
: 声 - [[遊佐浩二]]
: 本作のヒーロー。モスコからやって来た孤独な移民の青年。気が弱く[[へたれ]]な性格で、[[天然ボケ|天然]]気質の持ち主。元はモスコの生まれらしいが、そこで暮らしていた頃の記憶がない。ロムドの良き市民になる事を強要されていたため、当初は七三分けに糸目という地味で印象の薄い人物であったが、物語が進むにつれ顔の造作が露骨に変わり、別人のように変貌する。
: ロムドではコギトウイルスに感染したオートレイブの廃棄処理施設職員として働き、リルの保護観察を受けていた。リルとは移民雇用施設で出会ってからの知人で、密かに彼女に好意を寄せている。ロムドの「良き市民」になろうと努力していたが、事実無根の国家反逆罪で警備局に追われドームの外の世界へと逃亡。コミューン脱出後、自らの居場所を求め漠然と故郷であるモスコを目指す。行く先々で自分に関わった人々が次々と死んでしまうことから自身に付きまとう「死の影」に対して大いに悩まされる。
: 旅の途中ハロスで囚われの身となり、廃墟と化したハロスからカズキスによって救出されるが、彼との出会いにより自身の正体がエルゴプラクシーであること、そして自らプラクシーであった頃の記憶を消したことを知る。その事実を知ってからは、自らの過去と正体を知るという明確な目的を持ってモスコに向かうことになる。また、始まりの鼓動以降から、プラクシー同士が出会うと本能的に殺し合いを始めるようなっている為、その時はプラクシーとしての闘争本能が覚醒し、エルゴへと変身する。