「平成26年8月豪雨による広島市の土砂災害」の版間の差分

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| caption1 = 正面から右側の山で土石流が発生、やや右手奥が南側土石流の現場になる。
| image2 = Cloudburst damage of Hiroshima in 2014 Midorii-2.JPG
| caption2 = 上と同じ位置から北方向を撮影。右側は八木用水。
}}
 
* この地区は1968年[[保安林]]指定されており<ref name="chugoku20140914-88267" />、左側(南側)住宅地から約100上流に幅約10m×高さ約5mの[[治山ダム]]が整備されていた{{Sfn|学会速報|2014|p=40}}{{Sfn|土田|森脇|熊本|一井|2016|p=38}}。ただし土砂災害警戒区域の指定はなし。
 
*左側(南側)土石流
** 災害現場には過去の堆積物が見られることから、この地では過去に土石流があったと推定されている{{Sfn|土田|森脇|熊本|一井|2016|p=39}}。
** 流出土砂はまさ土のみ{{Sfn|学会速報|2014|p=40}}。巨石がない代わりに流木が目立ちその被害も出ている{{Sfn|土田|森脇|熊本|一井|2016|p=38}}{{Sfn|土田|森脇|熊本|一井|2016|p=48}}。根系が露出した状況が多く、他と同じようにパイプフローの痕跡も多い<ref name="ajg201408_hiroshima" />。
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** 土石流が直撃し住宅を全壊している。中にはまさ土の流圧によって損壊されたような、えぐれたように破壊された家屋もある{{Sfn|土田|森脇|熊本|一井|2016|p=38}}。
 
* 右側(北側)土石流
** 流出土砂に巨石は見られず、典型的なまさ土のみ。ここも流木が顕著{{Sfn|土田|森脇|熊本|一井|2016|p=39}}。
** 写真の土石流途中で開けている付近は墓地で、そこから下流側が宇那木神社および山王神社の境内である。これらある程度平坦な土地が、土石流の勢いをある程度低減させたと考えられている{{Sfn|土田|森脇|熊本|一井|2016|p=39}}。