「多臓器不全」の版間の差分
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SOFAスコアの表を修正。引用元を明示 |
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重症度の判定には、[[SOFA]]スコアや[[APACHE-II]]スコアなど、いくつかの指標が提案されている。SOFAスコア（[[:en:SOFA score|Sequential Organ Failure Assessment score]]）は簡便であるために比較的多用されており、[[2009年新型インフルエンザの世界的流行]]に際して[[マックマスター大学]]を中心として策定された[[トリアージ]][[プロトコル]]でも採用された。
{| class="wikitable" style="text-align:center"
|+ SOFAスコア （日本版敗血症診療ガイドライン 2016 - 日本救急医学会より引用）
! rowspan="2" | 項目
!||0||1||2||3||4▼
! colspan="5" | 点数
|-
|-
!
| ≧ 400 || 400 ＞≧ x ≧ 300 || 300 ＞ x ≧ 200 || 200 ＞ x ≧ 100<br />呼吸補助下|| 100 ＞ x <br />呼吸補助下
|-
!
| x ≧ 150 || 150 ＞ x ≧ 100 || 100 ＞ x ≧＞ 50 || 50 ＞ x ≧ 20 || 20 ＞ x
|＜1.2||1.2〜1.9||2.0〜5.9||6.0〜11.9||＞12.0▼
|-
!肝機能<br />血漿[[ビリルビン]]値 [mg/dL]
|-
!循環機能<br /><small>血圧低下</small>
|平均動脈圧 ≧70 mmHg
|平均動脈圧 ＜70 mmHg
|[[ドパミン]]≦5γ<br />あるいは[[ドブタミン]]投与<br /><small>（投与量を問わない）</small>
|ドパミン＞5γ<br />あるいは[[アドレナリン]]≦0.1γ<br />あるいは[[ノルアドレナリン]]≦0.1γ
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|-
!中枢神経機能<br /><small>[[Glasgow Coma Scale]]</small>
| 15 || 14〜13 || 12〜10 || 9〜6 || 6未満
|-
!腎機能<br /><small>クレアチニン値 [mg/dL]</small>
| 1.2未満 || 1.2〜1.9 || 2.0〜3.4 || 3.5〜4.9 <br /><small>あるいは尿量が500mL/日未満</small>||＞5.0<br /><small>あるいは尿量が200mL/日未満</small>
|}
== 予後 ==
現在のところ、各臓器の機能不全を個々に治療することはできるものの、これらが関連して一時に発生した場合、それぞれに対処していく以外に治療法がない。このことから、MOFの状態に陥る以前にこれを予防することが最重要であり、その前段階である[[全身性炎症反応症候群]](SIRS)の時点で対策を講じることが必要である。
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* {{Cite web||author=[[:en:Canadian Medical Association|Canadian Medical Association]]||date= ||url=http://www.cmaj.ca/cgi/data/175/11/1377/DC1/1||title=Appendix 1: Scoring criteria for the Sequential Organ-Failure Assessment (SOFA) score||format=PDF||language=英語||accessdate=2010-09-05}}
* {{Cite book|和書|author=小濱啓次|year=2005|title=救急マニュアル 第3版|publisher=医学書院|isbn=978-4-260-00040-6}}
* {{PDFlink|[http://www.jaam.jp/html/info/2016/pdf/J-SSCG2016_ver2.pdf 日本版敗血症診療ガイドライン 2016] 日本救急医学会}}
{{medical-stub}}
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