「十返肇」の版間の差分

'''十返 肇'''（とがえり はじめ、[[1914年]]（[[大正]]3年）[[3月25日]] - [[1963年]]（[[昭和]]38年）[[8月28日]]）は、[[香川県]]出身の文芸評論家。本名は'''十返 一'''（とがえり はじめ）。筆名=大方宗多(オオカタ ソウダ)<ref name="20seiki">20世紀日本人名事典</ref>。

[[高松市]]生まれ。料亭・淀川楼の長男に生まれる<ref>20世紀日本人名事典< name="20seiki"/ref>。

[[香川県立高松高等学校|高松中学校]]を経て、1935年（昭和10年）[[日本大学]]芸術科卒業。在学中から[[中河与一]]主宰「翰林」の同人となり、文芸時評を連載<ref>20世紀日本人名事典< name="20seiki"/ref>。[[東京市]][[麹町区]]土手三番町に下宿していたとき、近所の[[吉行エイスケ]]に師事。

[[森永製菓]]宣伝部に勤務。後に、[[第一書房]]に入社して「新文化」(「セルパン」改題)編集長<ref>20世紀日本人名事典< name="20seiki"/ref>。

戦後、[[丹羽文雄]]に勧められて十返肇という筆名を名乗る。1947年から文芸時評を再開、1950年「文学者」同人となる<ref>20世紀日本人名事典< name="20seiki"/ref>。