「ランキンサイクル」の版間の差分

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# 給水[[ポンプ]](P) --- 復水器に溜まった低圧の[[水蒸気|飽和水]]を取り出し、ボイラ圧力まで加圧して給水する。通常、多段タービンポンプが用いられ、複数のポンプを直列に接続する場合は、最初の(低圧の)ポンプを復水ポンプとよんで区別する。摩擦等を無視すれば、[[断熱過程|等エントロピー圧縮]]となる。
# [[ボイラ]](B) --- 通常、各種[[ボイラ|水管ボイラ]]、[[ボイラ|貫流ボイラ]]が用いられ、管内を流れる水を周囲(または片側)より加熱し、最終的に[[水蒸気|過熱蒸気]]とする。加熱を受け持つ部位により、[[節炭器]]、蒸発器、[[過熱器]]等と区別してよばれる。実際には少なからぬ圧力降下を伴うが、これを無視すると等圧加熱となる。
# [[蒸気タービン|タービン]](T) --- 過熱蒸気を固定翼列と回転翼列を交互に通過膨張させて、タービン軸から仕事を取り出す。膨張に伴って圧力と温度が降下し、最終的には高かわき度の[[湿り蒸気]]となる。復水器につながる出口は、真空に近い低圧となっている。タービン内でかわき度が大きく低下する(90%以下)のは、湿り損失およびタービン翼のエロージョンの点で好ましくない。蒸気と水滴の流体まさつ等の影響を無視すれば、[[断熱過程|等エントロピー膨張]]となる。
# [[復水器]](C) --- タービンを出た高かわき度[[湿り蒸気]]は、復水器内で冷却されて飽和水となる。復水器は一種の管胴形[[熱交換器]]であり、管内に冷却水(海水)を通し、管外の蒸気を凝縮する。管外の蒸気側は冷却水温でほぼ決まる低圧に維持され、等圧冷却となる。凝縮水(復水)は復水器内底部に溜まるが、これがさらに冷却されてサブクール水となることは、この後のボイラで必要な加熱量の増加となり、まるまる損失となる。このため、タービン排気が直接復水に接触するように冷却水を通す伝熱管を配置しているので、復水器出口は飽和水となる。
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