「国際連盟」の版間の差分

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国際連盟は[[戦間期]]の[[ギリシャ・ブルガリア紛争]]などの小規模紛争解決に一定の役割を果たしたが、[[第二次エチオピア戦争]]など実効を挙げられないケースもあった。
 
1920年代からは[[コスタリカ]]が連盟運営分担金を支払えないため[[1925年]]に、[[ブラジル]]は[[常任理事国 (国際連盟)|常任理事国]]入り失敗を機に[[1926年]]に脱退するなど、[[ラテンアメリカ]]諸国の脱退が急増した。第二次世界大戦を控えた[[1930年代]]には、[[満州国]]が承認されなかった[[日本]]、また[[ナチス]]が政権を掌握した[[ドイツ]]が脱退([[1933年]])、[[ホロドモール]]を収束させた[[ソビエト連邦]]が加盟([[1934年]])、第二次エチオピア戦争で[[エチオピア帝国]]に侵攻した[[イタリア王国]]が脱退([[1937年]])、その後も後の[[枢軸国]]側中小国の脱退が相次ぎ、大規模[[紛争]]の解決に対する限界を露呈した。
 
第二次世界大戦勃発後の連盟は各国代表が本国に帰還したことで規模縮小を余儀なくされたものの、一部専門家委員会の会合や予算執行などのための総会は開かれていた。また理事会は[[1939年]]12月、[[フィンランド]]侵略([[冬戦争]])を理由にソビエト連邦を除名した。