「平成26年8月豪雨による広島市の土砂災害」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
→‎地理: ノート:平成26年8月豪雨による広島市の土砂災害 2017年10月7日 (土) 02:28‎ 版より転用
443行目:
}}
 
広島県は県域の70%を山地が占める{{Sfn|県砂防課|2015|p=35}}。地形を大別すると、[[中国山地]]を北域として高位である中国脊梁面ー中位の[[吉備高原]]面ー下位の瀬戸内面の3つからなる{{Sfn|県砂防課|2015|p=35}}。[[広島湾]]周辺を中心とした県西部に見られる傾向として、南西から北東方向つまり右肩あがりで山列・断層谷が発達し、3つの地形が階段状に形成され、平野部が少ない、という特徴がある{{Sfn|県砂防課|2015|p=35}}<ref>{{Cite web|url=http://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/eco/h-h2-gaidorain-dai3syou.html|title=広島県の地域概況|publisher=広島県|accessdate=2017-10-06}}</ref>。1999年災害・2014年災害の被災地が右肩上がりなのはこうした地形的特徴に起因する<ref name="sph205_H11_6_29_sokuhou" />{{Sfn|県砂防課|2015|p=35}}。
 
また広島県は土砂災害危険箇所数が約32,000箇所と全国で飛び抜けて多い県である事実がある<ref name="sabo505_panel01" />。その理由は平野部が少ないため山裾ギリギリまで宅地開発してきた点が挙げられる<ref name="sabo505_panel01" />。もう一つの理由として、県土の48%を「広島型[[花崗岩]]」が占め、瀬戸内海式気候であることから花崗岩の[[風化]]が進行しやすいため、その風化残留土であり土砂災害に弱い「[[真砂土|まさ土]]」が生まれやすい環境にある点が挙げられる<ref name="sabo505_panel01" />。