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'''久保田 一竹'''(くぼた いちく<ref name=sakuin/>、[[1917年]]([[大正]]6年)[[10月7日]]<ref name=sakuin/> - [[2003年]]([[平成]]15年)[[4月26日]]<ref name=sakuin>『「現代物故者事典」総索引 : 昭和元年~平成23年 2 (学術・文芸・芸術篇)』日外アソシエーツ株式会社、2012年、394頁。</ref>)は、日本のテキスタイルアーティストで、染色工芸家。[[]]と呼ばれる15世紀後半~16世紀前半に失われてしまった染色・装飾技法の復刻への取り組みが世界的に評価されている。
 
==生涯==
[[東京]][[神田 (千代田区)|神田]]の骨董品屋の息子として生まれる。[[関東大震災]]で店の商品が全焼し、父親のような道楽商売ではなく自分の腕に技術をつけようと思うようになり、[[京友禅|手書き友禅]]を始める。友禅師の小林清のもとに入門<ref name="iwano">[https://www.kaitori-kimono.biz/purchase/craftsman/cra1.html 着物買取・売却は着物買取専門店のいわの美術 久保田一竹(1917~2003)]</ref>。[[1934年]]に画家の[[大橋月皎]]から人物画を<ref name="iwano"/>、[[1936年]]に[[北川春耕]]から日本画を学ぶ<ref name="iwano"/>。[[1937年]]、[[東京国立博物館]]で目にした室町時代の『辻が花染め』の小裂に魅了される。しかし、辻が花染めは[[崎友禅斎]]によって手書き友禅を発明されたことにより、手間がかり値段も高く売れないために廃れてしまっていた。そこで一竹は、再現だけでなく過去の模倣で終わらない現代に息づく独自の染色『辻が花』を確立を目指すべく研究に没頭していく。[[1944年]]、27歳で[[太平洋戦争]]に応召し出兵。敗戦に伴い捕虜となり、[[シベリア抑留|シベリアに抑留]]される。抑留中も、監視の目を盗み薬品で布を染めたり、防寒具の毛で筆を作り柄を描くなど研究を怠らなかったという。また、この抑留時代にシベリアに沈む太陽を目に焼き付け、後にこれを題材とした着物を制作している<ref>[https://tvtopic.goo.ne.jp/program/tbs/45655/963538/ 『所さんのニッポンの出番!』 (2016年5月24日放送回)の番組概要ページ - gooテレビ番組(関東版)]</ref>。
 
1962年、一竹は、伝統的な辻が花を完璧に復刻するのは技術的に不可能であると判断し、代わりに“一竹辻が花”として自己流の辻が花を発展させることにした。練貫の代用品として、縮緬の絹糸を使用し、草木染の染料の代わりに化学染料を使用した。1977年一竹が60歳の年に初めて自身の装飾着物の展覧会を開催する。
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2008-2009: The [[San Diego Museum of Art]] has presented a rare American exhibition of Kubota's kimono in ''Kimono as Art: The Landscapes of Itchiku Kubota'', from November 1, 2008-January 4, 2009. The exhibition travelled to the [[Canton Museum of Art]] in Canton, Ohio (February 8-April 26, 2009).
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== 脚注 ==
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==外部リンク==
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* [http://www.civilization.ca/cmc/exhibitions/cultur/kimonos/kimoneng.shtml Landscape Kimonos of Itchiku Kubota - Canadian museum of civilization]
 
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== 脚注 ==
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{{Normdaten}}
{{DEFAULTSORT:くほた いつちく}}
[[Category:日本の家]]
[[Category:染織家]]
[[Category:シベリア抑留経験者]]
[[Category:東京都区部出身の人物]]
[[Category:1917年生]]
[[Category:2003年没]]
 
 
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