「半熟英雄」の版間の差分

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半熟英雄シリーズ1作目となる作品。VC版は[[エミュレータ (コンピュータ)#ゲームエミュレータ|エミュレーション]]で、内容はFC版と全く同じ。[[ダウンロード]]配信。
; ストーリー
: 先代のアルマムーン王ダークフリードは不思議な「卵」の力と[[騎士団]]を駆使し、大陸を統一した英雄だった。しかし、統一の翌日に急死すると、アルマムーンに服した国々はたちまち反旗を翻した。
: 征服した領土をあっという間に失い、後継者である若き王子(主人公)に残されたのは本拠のアルマムーン城とわずかな忠臣だけ。
: 英雄として半熟な王子は、不思議な「卵」の使い方もまだ知らない。しかし父譲りの才能と忠臣の力を頼りに、再び大陸制覇に乗り出していった。
 
全3話だが、マップや登場する敵国数(最大11)が違うだけで、基本的な展開は同じ。ただし、もっとも難しい第3話をクリアするとスタッフロール付きのエンディングになる。
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半熟英雄シリーズ3作目。前作までと設定が変わり、主人公の王子は11歳の少年になっている。
; ストーリー
: 先代は恋敵のオディオを倒し、大陸に覇を唱えた英雄だった。しかし両親を早くに亡くした王子は頼りなく、これまた政治そっちのけで遊び惚けていた。
: ある日、女の声に助けを求められ、うたた寝をしていた王子が返事をすると、城ごと彼女の力によって異次元世界に飛ばされてしまった。アルマムーン王国は二次元世界であり、住民も二次元人である。
: 王子達が飛ばされた先は三次元の世界で、そこではカトリ王国が3D軍団に滅ぼされ、囚われの身となっていた王国の姫が助けを求め、それをたまたま聞いたのが王子だった。救出したカトリイネはとんでもないブスで、王子に一方的な愛情を注ぎ、アルマムーンの新たな悩みの種となる。だが彼女の力で連れてこられ、自力で帰ることのできない成り行き上、王子たちにカトリイネを拒むすべはなかった。
 
全13話。前作同様、面クリア制。ただし、第1話は先代の話で、本編は第2話から。
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作品の根底にあるテーマ(ネタ)は、ステージやボスに見られるコンピューターグラフィックスの進化と、昨今の3Dグラフィック重視の風潮への自虐と皮肉が、特に挿入曲『絶叫すべき咆哮』に込められている。このため、アルマムーン軍が終始ドット絵のキャラクターであるのに対し、ステージを進めるほど敵軍は最先端のグラフィック技術を使用したものへと変わっていく。
 
また、[[バックグラウンドミュージック|BGM]]の大半は[[#半熟英雄|初代]]のアレンジになっており、その中には 8bit ゲーム機調の音源が使われているものも多い。
 
=== 半熟英雄4 〜7人の半熟英雄〜 ===
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:1話1面ではなく、惑星ごとに数面用意されている。全てクリアすると自動的に第7話に進み、以降は一本道。惑星ごとに用意されたダンジョンとメインダンジョンは、一度出現させればいつでも入り直しができる。
; ストーリー
: 前作3D軍・四次元皇帝と結果戦いを終えてアルマムーン王国に帰還した王子は不承不承嫌々ながらカトリイネと婚約させられてい王子
: しかし婚礼の儀の当日、空から巨大な火の玉が落下し、その中には卵を使う謎の機械生命体の姿があった。
: どうにか撃退した王子たちだが、エッグワールドの伝説に「この広い宇宙には7人の英雄が存在するという。英雄の持つ7つのたまご呼び合うとき…すべての世に災厄訪れん…」というのがあることを知る。どうやら何者かが7人の英雄とその卵を狙っているらしい。
: こうして王子たちはまだ見ぬ英雄に出会うため、アルマムーン王国の存在する惑星アルマムーンから宇宙飛び出すことになるのだった。
 
=== 外伝 ===
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==== エッグモンスターHERO ====
* [[ニンテンドーDS]] [[2005年]][[3月24日]]発売
スクウェア・エニックスのニンテンドーDS参入第1弾ソフトで、同ハード初のRPG。
; ストーリー
: アルマムーン王国では平和が続いていた。先代のアルマムーン王は「伝説のタマゴたまご」の力で大陸を統一した英雄だった。
: しかし、幼くして跡を継いだ若は、平和にかまけて惰眠を貪る生活を送っていた。見かねた大臣は、若の精神を鍛え直すべく修行の旅に出させることになった。そして、
: 修行の地として無理矢理連れて来られたのは大自然の残る「ハードボイル島」。その地で出会った少女カトリイヌ。彼女によれば、「完熟軍」を名乗る軍団が、島に眠る「伝説のタマゴたまご」の封印を解こうとしているのだという。
: そして若がタマゴたまごを持っているのを見たカトリイヌは、若を無理矢理完熟軍討伐に無理矢理駆り出すのだった。
 
[[外伝]]である内容は番外編に近く、本編とは人物関係などがやや異なる。主人公は本編3作目以降の主人公デザインだが、ストーリーは2作目『半熟英雄 ああ、世界よ半熟なれ…!!』をベースにアレンジしたもので、カトリ王国の設定も異なる。また、システムも本編と異なり純粋な[[コンピュータRPG|RPG]]であり、スクウェア・エニックスの[[ニンテンドーDS]]参入第1弾ソフトであり、同ハード初のRPGであになっている。
 
==== 半熟英雄モバイル ====
* [[iモード]] 2005年[[6月6日]]-[[2007年]][[3月31日]]配信
* [[EZweb]] [[2006年]][[4月13日]]-2007年[[3月1日]]
2007年に配信サービス終了
 
== ゲームシステム ==
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: 第2-3作、及び第1作の携帯アプリ版に登場。ランプキン(第1作携帯アプリ版はモンスター)に金を払い、卵の使用回数を回復してもらう。費用は1人につき50ゴールド(第2作)/50ポッキリ(第3作)。なお第1作では勝利したモンスター城を訪れる事で無料回復が可能。携帯アプリ版ではそれに加えて、有料で城に呼ぶことができるようになった。誰が呼ばれるかはランダムだが、呼び直しは無料で何度でも可能。
; たまご復活
: 第3作以降に登場。あたし(カトリイネ)に金を払い、壊れた卵を修理してもらう。なお第2作ではフィールド上の「あたしの家」に行く事で、その将軍の卵を修理できる。
; 貢ぐならどっち?
: 第4作に登場。カトリイネ、またはカトリイヌに金品を貢ぐ。ある程度貢ぐと、将軍として出撃させられるようになる。出撃可能後も貢ぎ続ける事によってパワーアップしていく。
; てっしゅー
: 第4作に登場。現在攻略中の惑星から撤収する。撤収すると倒された英雄(後述)が全て復活するが、その惑星の攻略を最初からやり直す事になる。
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:; おくのて
:: 第2作以降の籠城戦で、たまごを持っていない場合に使用可能。何度でも使用できるが、どんな攻撃ができるかは候補がランダムで決定され、中には自滅技もあるが、キャンセル不可能なのでどれかを選ぶ必要がある。第2-3作では築城で城レベルを高めると有効な奥の手が出やすくなるほか、第3作では将軍のタイプによっても候補がそれぞれ異なる。
:: 第4作では築城不可な一度戦闘完全に運頼みと1回しか使えなくなり、どの技を使うのかがルーレットで決定される。一度の戦闘で1回しか使えため完全に運頼みとった
:; たいきゃく
:: 戦闘から逃げ出す。籠城戦だと使用不能。HPと兵士数が激減する(第1作目では退却に失敗して、その場で倒されてしまう可能性もある)。
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:; もうこうげき(第2作まで)/ とつげき(第3作以降)
:: 同様の条件における将軍のコマンド。将軍と兵士が一度に突撃する。ダメージは大きいがミスもしやすい。
:; エッグモンスターの固有コマンド
:: モンスターごとに設定されており、効果はさまざまな上、説明などは一切ないためどんな攻撃を行うかは使ってのお楽しみという要素がある。第3作以降ではある条件を満たすと3つ目の技が追加される。
:; たまごにもどれ
:: 呼び出したエッグモンスターをたまごに戻して、再び将軍と兵士による戦闘に戻る。両軍からエッグモンスターがいなくなれば、再び連打式の白兵戦となる。
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: 第2作より登場。戦闘経験値で、基本的には戦闘に勝つと上がり、退却すると下がる。イベントで上下することもある。半熟値が一定以上になると「半熟レベル」が上昇し(下がることはない)、召喚するモンスターが変化する(第4作では召喚候補が増える)。おおむね半熟レベルが高いほど強いモンスターを召喚できる。ただし第2作では、半熟レベルが最高になると直接攻撃のできないランプキンしか召喚できなくなる現象が発生する。
; タコメーター
: 第4作に登場。コマンドバトルのみ影響。攻撃によって互いの感情が「[[キレる|ブチギレ]]」と「アキレ」のどちらかに動いて行く。敵の感情(画面上の表現)が「ブチギレ」に振り切れると敵側に、敵の感情が「アキレ」に振り切れると味方側に、それぞれ1ターンボーナスが与えられるうえ攻撃力も倍になる。漫然と攻撃して行くと敵をブチギレさせてしまい手痛い反撃を喰らうために、敵をアキレさせる能力を持つエッグモンスターや切り札が重要な役割を持つようになった(敵側が技を使用した時のタコメーターは、味方側の使用時とは逆方向に動く)。たとえば、エッグモンスターのエッグマン(敵にダメージを与えられない)、ゾンビ(自滅技しかない)、ウゴカザル(命令を絶対に拒絶して動こうとしない)などは、第3作までは無為無能の代名詞的存在だったが、今作ではいずれも敵を大きくアキレさせる効果が追加されたため、このようなエッグモンスターでも実戦に役立つようになった。
 
=== イベント詳細 ===
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: 第3作以降。カトリイネに[[チョコレート]]を押しつけられる。第4作では、カトリイヌ、ルーナエ、メルクリィがチョコをくれることもある。
; ホワイトデー(3月)
: 第3作以降。カトリイネにお返しを強要される。カトリイネ以外にチョコを貰った場合も、それぞれお返しを出費させられる。
; 花見(4月)
: 第4作のみ。花見代300ポッキリを支払うと、よっぱらい500人が[[志願制度|志願兵]]としてアルマムーンの兵士に加わる。
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==== その他のイベント ====
; 農民の報告
: 通常収入の他に、その月の収入が2倍となる豊作や収入が2分の1となる凶作がある。さらに2作目以降では収入が4倍となる大豊作や、収入が4分の1となる大凶作追加されている
; スーパーウルトラミラルクルマン登場
: 第1作のみ。英雄度が高いと現れることがあり、希少価値の高い切り札をくれる。「ミラクルマン」ではない(「元祖 半熟英雄」では「スーパーウルトラミラクルマン」となっている)。
; 商人登場
: 第1作では「フクスケ」、第2作では「中華商人」が現れ、格安で切り札を売ってくれる。ただし、フクスケの売り物は[[福袋]]で、中身はランダム。中華商人は洞窟でも登場。第4作ではダンジョンのみ中華商人が登場し、兵士を補充してくれる(ただし価格は通常の10倍)。
; 暗殺
: 第1作では「こがらしモンスター」、第2作では「隠密戦隊ゴニンジャー」に敵将軍の[[暗殺]]を依頼する。成功すると敵将軍が1人死亡する。ただし城内の敵将を倒した場合はすぐ補充されるため依頼の効果は状況次第。第3作で廃止された。
; 地震
: 第1作では自国の城1つの、第2・3作では自国すべての城のレベルが1下がる。
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; 99年7の月
: 第2作のみ登場。99年7の月までゲームを進めると、[[ノストラダムスの大予言]]の[[ミシェル・ノストラダムス師の予言集#百詩篇第10巻72番|第10巻72番]]にちなんだイベントが発生する。
; 博徒バクトのケン登場
: 第3作より登場。丁半バクチで所持金を増やすチャンスミニゲームに挑戦できる
 
==== 洞窟に将軍を派遣した際に起こるイベント ====
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; カトリイヌ(声:[[下屋則子]](第3作)、[[豊口めぐみ]](第4作))
: カトリ王国第二王女。イネの妹で名前はイヌ。外見は姉とはちっとも似ていない美少女だが、口が悪く金遣いの荒さは姉以上。[[コギャル]]な性格。また、王女でありながらメイド服を着ている。しかし3Dでは3D軍団の呪いで礼儀正しく、貢イベントも発生しない。セバスチャンを「大臣おじさま」と呼び第4作では覚醒前倒れたセバスチャンを「じじい…」と心配して攻略本の事典では年配好きと称された。第4作では姉と同様に将軍としても使え、金を貢ぐことによって姿と能力が変化する。こちらの衣装は『ファイナルファンタジー』シリーズや『ドラゴンクエスト』シリーズのキャラクターのパロディになっているものが多い。また、衣裳チェンジは『[[ファイナルファンタジーX-2]]』のドレスフィアのパロディである『どれ?スフィア』。第4作のメインダンジョンクリア後のイベントによると、本編での暴言の数々は「台本に書いてあるから仕方なく」との事だが、真偽は不明。
: 『エッグモンスターHERO』ではイネやあ・た・しに代わり、壊れたたまごを直すことができる。ストーリー上でもメインヒロインにあたり、ぶっきらぼうさは変わらないがボスの居住地には同行したり、主人公に気遣いを見せるなど、性格も若干異なる。趣味はコギャルファッション(衣により変化)。
 
彼女達は3次元人である為、2次元人と違い全方向を向く事ができ、舞台を歩く足音もそれぞれ設定されている。また、2次元人よりも3次元人の方が等身が高い(イヌは特定の衣チェンジで等身が変わる)。第2作の貢ぎイベントのキャラクター達と共通する点もあるが、こちらはきちんと貢いだ分だけキャラ能力として反映される点で異なる。
 
==== エッグモンスター ====
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: 特殊な卵。名前通り、一回使うだけで壊れる使い捨てタイプの卵。作品によって扱いが大きく変わる。
: 第2作では、半熟レベルと将軍の卵補正に応じたスーパー、ワンダー、カラフル、イビルエッグのモンスターをランダムに召喚する。<br>レベルによっては1ランク上のモンスターが出ることがある上、ハデスが出る可能性がある高い潜在能力を秘めた卵。<br>卵を持っていないか壊れている将軍が、卵持ちの敵将軍を倒した時、卵を使わせずに押し切るか、「きりふだ」か「おくのて」を使い、卵を落とさせた後倒すと、高確率で入手できる。<br>最初からこれを持っている将軍もおり、この場合のみ修理可能。
: 第3作では洞窟で特殊なエグモンを倒すと手に入れられる切り札扱いで、使用すると洞窟で倒したエグモンが召喚される。
: 第4作でも切り札扱いで、現在召喚可能なエグモンがランダムで召喚される。
; まねっこエッグ (2)
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: 特殊な卵。ゾンビのみ召喚できる。第2作では、他の卵を持っている場合に戦闘から退却すると変化することがある(この状態から他の卵に変化することもある)。第2作では「たまご変化」していない初期状態だとブラウニー専用。
: 3作目では使用者が増えたが将軍の戦闘能力が低く、その上連続で召喚すると、ゾンビの「エグモンランク」アップが弱体化であり、「少し『強くなった』」ではなく「すこし『弱くなった』」とテキストに載る。
 
エグモンには、個性的でバラエティに富んだキャラクターが多数存在する。ここではストーリーやイベントに関わる者、およびシリーズ皆勤の者のみを記す。
 
===== イベントに関わる者 =====
エグモンには個性的でバラエティに富んだキャラクターが多数存在する。ここではストーリーやイベントに関わる者、およびシリーズ皆勤の者のみを記す。
; エッグマン(声:[[ささきいさお]](第3作・第4作)、[[杉田智和]](アプリ版第2作・スペシャルコラボPV))
: たまごの使用回数が0の時に出現する、エッグモンスターの基本とも言えるキャラクター。『[[ファイナルファンタジーV]]』では、隠し召喚獣として登場する。
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: カボチャ頭の祈祷師。挨拶は「ナマステ」。月イチコマンドでは、たまごの使用回数を回復させる「おはらい」を行う。
: 元々は「たまご割りの儀式」として色黒の「祈祷師」が卵を召喚していたが、第3作以降は設定が変わり、エッグモンスターを呼び出す際の儀式である「たまごダンス」もランプキンが行うようになる。先代が初めて使用する「白いたまご」の召喚時に突然ランプキンが現れ、「たまごダンス」を披露していて以降、アルマムーンとは切っても切れない関係となり、城の近くの洞窟で暮らしている。妻子持ちで、趣味は温泉巡り。
: 召喚時の「たまごダンス」についてはバカバカしくも真面目に取り組んでおり、1-2作目の「祈祷師」では剣を振るうのに対し、3作以降のランプキンの召喚は尻を丸出しで振るようになっている。最後ランプキンがたまごに一喝することにより、そのギャップでたまごが割れ中からエッグモンスターが現れるという仕組みになっている。
: 第4作ではエッグマンと同様にそれぞれのたまごを司る7人のランプキンが登場するが、エッグモンスターとして戦闘に参加するのは従来のランプキン(カラフルエッグ)のみである対3D3作目で自らを召還する際はダンスが終わった後に卵の中に入る。
:2作目スマートフォンアプリ版では空洞に近い体の中は宇宙が広がっているらしく、他にもお祓いによって異世界のキャラクターを呼びよせた張本人でもある。
; モモリス
: 3作目より登場するリスのようなエッグモンスター。口の中に切り札作成法を記した石版を蓄えており、たまにフィールド上に出現するモモリスを捕獲すると石版を入手でき、切り札開発のヒントが入手できる。