「第44回衆議院議員総選挙」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Dousedecry (会話 | 投稿記録)
420行目:
民主党は小泉と[[民主党代表]][[岡田克也]]の[[党首討論]]を提案したが、自民党は他の党に対して不公平だ、として結局[[政党要件]]を満たす全党党首による党首討論が行われた<ref>この時点で立候補を表明していた政党・政治団体で、これに該当しないのが[[新党大地]]・[[世界経済共同体党]]であった。</ref>。
 
[[インターネット]]普及率の高まりを受けて、各党・各候補者とも[[ホームページ]]や[[ブログ]]などを充実させており[[ネット選挙]]に力を入れていた。自民党はこれに目をつけ、民主党が公示後にホームページを更新したとして[[総務省]]に通報し、総務省は[[公職選挙法]]の文書図画頒布の禁止に触れる恐れがあると警告した。民主党側は該当の記事をホームページから削除する一方、当の通報した自民党が2005年4月の衆議員統一補欠選挙、同年7月の東京都議会議員の期間中にホームページで選挙情報を宣伝していたことを質す公開質問状を総務省に提出し、インターネットを想定していない公職選挙法の問題が浮かび上がった。
 
また、共産党は1996年以降の総選挙において全小選挙区に公認候補(または推薦候補)を擁立してきたが、今回は突然の解散による準備不足のために候補の擁立ができない選挙区が存在し、300選挙区中25選挙区で[[共産空白区]]が生まれ、16選挙区で自民党候補と民主党候補の[[一騎討ち]]となった。
 
[[比例中国ブロック]]から[[社会民主党 (日本 1996-)|社民党]]比例名簿5位候補(小選挙区立候補はなし比例単独として立候補した社民党山口県連副代表の[[羽熊直行]]が、[[2003年]]4月に立候補し落選した[[山口県]][[熊毛郡 (山口県)|熊毛郡]][[上関町]]議会議員補欠選挙において[[公職選挙法]]違反(詐偽投票など)の罪を犯し、[[2004年]]6月に有罪が確定となり[[公民権停止]]状態にある事が公示後に判明[[中央選挙管理会]]により比例名簿から抹消される前代未聞の事態が発生した<ref name="asahi">{{cite web|url=http://www.asahi.com/senkyo2005/news/TKY200509020277.html|title=公民権停止判明、比例名簿から社民候補抹消 中央選管|date=2005年09月02日 |accessdate=2014年12月22日|author=[[朝日新聞]]}}</ref><ref name="nikkei">{{cite web|url=http://www.nikkei.co.jp/senkyo/200509/elecnews/20050902c1e0200u02.html|title=(9/2)総務省、公民権停止で社民・羽熊氏を比例名簿から抹消|date=2005年09月02日|accessdate=2014年12月22日|author=[[日本経済新聞]]}}</ref><ref name="47news">{{cite web|url=http://www.47news.jp/CN/200509/CN2005091601004800.html|title=虚偽宣誓の社民候補告発 詐偽投票で公民権停止中|date=2005年09月16日 |accessdate=2010年10月7日 |author=[[共同通信]]}}</ref>。国政選挙で公示後に比例名簿から抹消されたのは[[第41回衆議院議員総選挙]]の選挙期間中に病死した[[戸井田三郎]]以来2例目であるが<ref name="yomiuri">{{cite web|url=http://www.yomiuri.co.jp/election2005/news/20050902i313.htm|title=社民党の比例選候補、被選挙権なく名簿から抹消|date=2005年09月02日 |accessdate=2010年10月7日 |author=[[読売新聞]]}}</ref>、公民権停止により出馬立候補資格自体が無い事が判明して抹消されたのは羽熊が初めてである<ref name="asahi"/><ref name="nikkei"/>。
 
社民党は幹事長[[又市征治]]が謝罪談話を発表する等の対応に追われ<ref name="asahi"/><ref name="yomiuri"/>、羽熊は選挙後に中央選挙管理会により虚偽宣誓容疑で[[警視庁]][[麹町警察署]]に[[告訴・告発|告発]]された<ref name="47news"/>。